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今回のテーマは
SDM研究科の面接で評価が一気に下がるNG回答集です。

SDM研究科の面接では、

  • 大きな失言をした覚えはない
  • 話は一通りできた
  • アイデアも説明できた

それでも評価が伸びない、というケースが少なくありません。
その原因の多くは、「一見よさそうだが、SDMの評価軸から外れている回答」にあります。


1. 「実装できます」「作れます」が危険な理由

SDM面接で非常によく見られるNGが、

これは実装可能です
技術的にはすでに作れます

という回答です。

実務や開発の現場では強みになりますが、
SDMの面接では、

  • 研究として何を検討するのかが見えない
  • 成功前提で考えている

と受け取られやすくなります。

SDMで評価されるのは、
「作れるか」ではなく「なぜそう設計するのかを考えているか」です。


2. アイデアを守ろうとする回答

面接官から、

  • 他の見方は考えられませんか
  • 前提を変えるとどうなりますか

と聞かれた際に、

  • 無理に正当化する
  • 自分の案の正しさを主張し続ける

こうした姿勢は、評価を下げやすくなります。

SDM研究科が見ているのは、

  • アイデアの完成度
    ではなく
  • 設計を問い直せるかどうか

です。


3. 「社会課題が大きい」だけで押し切る回答

次に多いNGが、

社会的に重要な課題です
今後さらに深刻化します

と、課題の大きさだけを強調する回答です。

これは一見もっともらしく聞こえますが、

  • 研究としてどこを見るのか
  • どの構造を扱うのか

が示されていないと、
問題設定が浅いと判断されます。

SDMでは、
課題の大きさより、切り出し方が評価されます。


4. 「正解」を言い切る断定的な回答

SDM面接では、

これは○○が原因です
解決策は□□しかありません

といった断定的な回答も、評価を下げやすい傾向があります。

断定は、

  • 思考が固定されている
  • 指導によって変わらなさそう

という印象につながります。

評価されるのは、

  • 現時点ではこう考えている
  • 条件が変われば別の見方もあり得る

という、仮置きの姿勢です。


5. 「入学後に考えます」で逃げる回答

一見謙虚に見える次の回答も要注意です。

詳細は入学後に考えたいです
まだ整理しきれていません

準備不足を正直に言っているようで、

  • 問題設定ができていない
  • 研究の入口に立っていない

と評価される可能性があります。

評価されるのは、

  • 今どこまで考えていて
  • どこがまだ分からないのか

を説明できることです。


6. NG回答に共通する本質

ここまで挙げたNG回答には、
はっきりした共通点があります。

それは、

  • 自分をよく見せようとしている
  • 正しさを証明しようとしている

という姿勢です。

SDM研究科の面接で評価されるのは、

  • 完成した答え
    ではなく
  • 考え続けられる設計と思考

です。


まとめ|SDM面接では「賢さ」より「可動性」が見られている

システムデザイン・マネジメント研究科の面接で評価を下げるのは、

  • 知識不足
  • 技術不足

ではありません。

評価を下げるのは、

考えを固めすぎてしまうこと

です。

アイデアや経験があるからこそ、

  • 一度疑い
  • 別の構造を考え
  • 対話の中で組み替えられる

この姿勢を示せるかどうかが、
SDM面接の最大の分かれ目になります。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。