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今回のテーマは
理工学研究科の面接で必ず聞かれる質問とその意図です。

理工学研究科の面接では、
「何を聞かれるか」を気にする受験生が多い一方で、
「なぜその質問がされているのか」まで理解できている人は多くありません。

面接は知識確認の場ではなく、
研究者としての思考が整っているかを確認する場です。
今回は、必ず聞かれやすい質問と、その背後にある評価意図を整理します。


1. 理工学研究科の面接は「口頭試験」ではない

まず大前提として、
理工学研究科の面接は暗記知識を問う試験ではありません

面接官が見ているのは、

  • 研究計画書と説明内容が一致しているか
  • 研究課題を自分の言葉で説明できるか
  • 指摘に対して論理的に考え直せるか

という点です。

正解を言えるかどうかよりも、
どう考えているかが評価対象になります。


2. ほぼ確実に聞かれる質問①「研究テーマの概要」

最も基本的で、必ず聞かれるのが、

「あなたの研究テーマを簡単に説明してください」

という質問です。

この質問の意図は、

  • テーマを一文レベルで把握しているか
  • 話の軸が定まっているか
  • 専門外の相手にも伝えられるか

を確認することにあります。

ここで長々と技術説明に入ると、
研究の本質が整理できていないと判断されやすくなります。


3. ほぼ確実に聞かれる質問②「なぜその研究をするのか」

次によく聞かれるのが、

「なぜその研究をやろうと思ったのですか」

という質問です。

これは動機を聞いているように見えますが、
実際には、

  • 研究課題の必然性を理解しているか
  • 既存研究との関係を把握しているか

を確認する質問です。

「興味があるから」「面白そうだから」だけでは、
研究としての動機が弱く見えてしまいます。


4. ほぼ確実に聞かれる質問③「研究方法は妥当か」

理工学研究科の面接では、

「その方法で本当に分かりますか」
「別の方法ではダメですか」

といった形で、
研究方法に対する質問がほぼ必ず出ます。

ここで重要なのは、
方法を守り切ることではありません。

  • なぜその方法を選んだのか
  • 限界やリスクをどう考えているか

を説明できるかどうかが評価されています。


5. 面接官が一貫して確認している3つの点

理工学研究科の面接では、
質問内容が違っても、見ているポイントはほぼ共通しています。

  1. 研究課題が明確か
  2. 研究として成立する設計になっているか
  3. 指導すれば伸びる受験生か

特に3つ目は重要で、
完璧な計画よりも、対話しながら研究を深められる姿勢
が重視されます。


6. 理系面接の本質は「研究対話」

理工学研究科の面接は、
詰問や圧迫ではありません。

むしろ、

  • ここはどう考えているのか
  • こういう見方もあるがどうか

といった、研究上の対話が中心になります。

このとき、

  • 分からないことを誤魔化さない
  • 指摘を一度受け止めて考える

といった態度が、
研究者としての適性を強く印象づけます。


まとめ 面接は「研究計画書の口頭版」

理工学研究科の面接で問われているのは、

  • 知識量
  • 技術力の高さ

ではありません。

研究計画書に書いた内容を、研究者として説明・対話できるか
という一点です。

研究計画書がしっかり設計できていれば、
面接の質問は想定外のものにはなりません。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。