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今回のテーマは、経済学研究科の専修別試験内容と対策の考え方です。

「専修は後から決めればいい」という誤解

  • まずは経済学研究科に入れればいい
  • 専修は入学後に考えればいい
  • 試験内容はだいたい同じだろう

この認識は非常に危険です。

どの専修を想定しているかで、試験の意味も評価のされ方も変わります。

経済学研究科は「専修前提」で選抜されている

教員は出願書類の段階で、どの分野で研究するつもりかを見ています。

専修が見えない状態は、評価をぼやけさせます。

専修① 理論系の試験内容と対策

試験の特徴

  • 数式処理の正確さ
  • 前提条件の理解
  • モデル構造の把握

対策の考え方

  • 基礎の徹底
  • 式の意味を説明できる
  • 経済的意味を意識する

専修② 実証系の試験内容と対策

試験の特徴

  • 回帰分析の意味理解
  • 推定結果の解釈
  • 因果関係の意識

対策の考え方

  • 概念理解重視
  • 仮定条件を説明できる
  • 実証の限界を理解する

専修③ 政策・応用系の試験内容と対策

試験の特徴

  • 理論の使い方
  • 論理構成
  • 問題設定の妥当性

対策の考え方

  • 理論を使って説明する練習
  • 結論よりプロセス重視
  • 政策評価の視点を持つ

万能な対策は存在しない

どの専修でも通用する準備はありません。

専修を意識した準備設計が不可欠です。

専修選択と研究計画書はセット

  • 専修と計画書の内容が一致しているか
  • 方法と分野が整合しているか

社会人受験生が注意すべき点

政策志向だけでは不十分です。

理論や実証との接続を説明できる必要があります。

専修別対策で最も重要な視点

出題範囲を当てることではなく、

研究者としての方向性を示すことが重要です。

まとめ

  • 専修を曖昧にしない
  • 試験内容の意味を理解する
  • 研究計画書と整合させる

なぜその専修なのかを説明できる状態を目指しましょう。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。