
関西からでもKMDに挑戦できる?「慶應大阪シティキャンパス」の活用方法を解説
院試専門オンライン予備校「志樹舎」が運営する「慶應義塾大学大学院の院試対策ガイド」をご覧いただき、ありがとうございます。今回のテーマは「関西からでもKMDに挑戦できる?『慶應大阪シティキャンパス』の活用方法を解説」です。
KMD(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)は、神奈川県横浜市にある日吉キャンパスを主な学びの拠点としています。そのため、関西在住の方の中には、「東京・神奈川に住んでいないと情報収集で不利なのではないか」「説明会に参加するたびに関東へ行かなければならないのだろうか」と不安を感じる方もいるでしょう。
そこで知っておきたいのが、慶應義塾大学の関西拠点である「慶應大阪シティキャンパス」です。KMDに関するイベントや説明会などが大阪で実施される場合には、関西在住の受験生にとって貴重な情報収集の機会になります。
今回は、慶應大阪シティキャンパスとはどのような場所なのか、関西からKMDを目指す場合にどう活用すればよいのかを解説します。
慶應大阪シティキャンパスとは?
慶應大阪シティキャンパスは、慶應義塾大学が関西エリアに設けている拠点です。
大阪駅周辺というアクセスしやすい場所にあり、慶應義塾大学に関連する講演会やセミナー、各種イベントなどが行われることがあります。
関西在住の方にとって大きいのは、「慶應の情報を得るために、毎回東京や神奈川まで行かなくてもよい可能性がある」という点です。
大学院受験では、募集要項を読むだけでは分からない情報も少なくありません。説明会で研究科の方針を聞いたり、教員の話を直接聞いたりすることで、研究科への理解が一気に深まることがあります。
そうした機会が大阪で用意される場合には、関西在住の受験生にとって積極的に活用したい場所です。
KMDの説明会が大阪で行われることもある

KMDの入試説明会は、年度や開催回によって実施方法が異なります。
日吉キャンパスでの対面開催だけではなく、大阪での開催やオンラインを組み合わせた形式が採用されることもあります。
大阪会場が設定されれば、関西在住の受験生は新幹線や飛行機で関東まで移動せずに、対面で説明を聞けることになります。
対面説明会のメリットは、単に入試制度について説明を聞くだけではありません。教員や研究科の雰囲気を感じやすく、その場で疑問点を確認できる可能性もあります。
「自分の研究テーマとKMDは合っているのか」「社会人でも学べるのか」「英語環境はどの程度なのか」といった疑問を持っている方にとって、実際の説明を聞ける機会は非常に参考になります。
大阪で開催されるとは限らない点に注意
ただし、毎回必ず大阪シティキャンパスでKMDの説明会が開催されるとは限りません。
年度や時期によっては、日吉会場とオンラインのみという可能性もあります。そのため、「大阪で説明会があるだろう」と決めつけて予定を立てないことが大切です。
KMDの受験を考え始めた段階から、研究科の公式サイトに掲載されるイベント情報を定期的に確認しましょう。
大阪シティキャンパス側のイベント情報もあわせて見ておくと、関西で参加できる慶應関連イベントを見つけやすくなります。
関西在住だから情報収集で不利になるというより、「どこで情報が公開されるのかを把握しているか」が重要になります。
オンライン説明会も積極的に使う
大阪で対面説明会が行われない場合には、オンライン開催を活用しましょう。
大学院受験の情報収集というと、「一度は現地に行かなければ分からない」と考える方もいますが、基本的な入試制度やカリキュラム、研究科の方針を理解するうえでは、オンライン説明会も十分に役立ちます。
むしろ遠方の受験生の場合、オンラインだからこそ複数回参加しやすく、交通費や移動時間を気にせず情報収集できるメリットがあります。
ただ聞くだけで終わらせず、参加前に公式サイトを確認し、「自分が知りたいこと」を整理しておくと効果的です。
すでにWebサイトに書かれている内容を確認するだけではなく、説明を聞いたうえで自分の研究や進学計画に関係する疑問を深めていくことが大切です。
関西在住ならイベントを使い分ける

関西からKMDを目指す場合、すべてのイベントに現地参加しようとすると、時間的にも金銭的にも負担が大きくなります。
そこで、イベントごとに参加方法を使い分けることをおすすめします。
入試制度の概要を知る説明会はオンラインで参加し、研究成果を実際に見たいKMD Forumなどは日吉まで足を運ぶ、といった考え方です。
大阪開催のイベントがあれば積極的に利用し、本当に現地で見たいイベントについては関東へ行く。このように優先順位をつけると、無理なく情報収集できます。
特にKMD Forumのように、学生の研究成果やプロトタイプを実際に見られるイベントは、Webサイトとは違った情報を得られる可能性があります。
一度は日吉キャンパスを見ておくのもおすすめ
説明会については大阪やオンラインを活用できても、KMDへ入学した後の学生生活は日吉キャンパスが中心になります。
そのため、本格的に進学を考える段階では、一度日吉キャンパスを訪れてみることもおすすめします。
実際に関西から日吉まで移動すると、所要時間や交通費、通学の負担を具体的に把握できます。
また、協生館やキャンパス周辺の雰囲気を見ることで、「ここで2年間学ぶ」というイメージも持ちやすくなります。
受験イベントへの参加とキャンパス見学を同じ日にまとめるなど、関東へ行く機会を効率よく活用するとよいでしょう。
関西在住の社会人は「合格後」まで考えておく
特に注意したいのが、関西で働きながらKMDを受験する社会人です。
受験自体についてはオンライン面接などを活用できる場合でも、合格後に関西から日吉へ継続的に通うのは簡単ではありません。
KMDでは授業だけでなく、リアルプロジェクトやチームでの活動があります。決められた授業時間だけ参加すればよいとは限らず、メンバーとの打ち合わせや制作活動なども発生する可能性があります。
そのため、関西から受験する場合には、「受験できるか」だけでなく、「合格したらどこに住むのか」「現在の仕事をどうするのか」「リモートワークや転居は可能なのか」まで早めに考えておくことが重要です。
大阪シティキャンパスは受験生にとって情報収集に便利な拠点ですが、KMDの授業を大阪で受けられるキャンパスという意味ではありません。この点は混同しないようにしましょう。
大阪会場で参加する場合も事前準備をする

大阪シティキャンパスでKMD関連の説明会が開催された場合でも、何も準備せずに参加するのはもったいないところです。
事前にKMD公式サイトを読み、自分が関心を持っているリアルプロジェクトや教員、研究テーマなどを確認しておきましょう。
また、自分がKMDで研究したいことについても、簡単に整理しておくことをおすすめします。
説明会で紹介される研究やカリキュラムについて、「自分のテーマならどの部分と接点がありそうか」と考えながら聞くことで、単なる情報収集から一歩進んだ準備になります。
その場で得た気づきは、帰宅後に必ずメモしておきましょう。後にStatement of Purposeや面接対策を進める際の材料になる可能性があります。
「関西だから不利」と考えすぎなくてよい
KMDの所在地が関東にある以上、日吉の近くに住む受験生のほうが対面イベントへ参加しやすいことは事実です。
しかし、だからといって関西在住の受験生が受験準備そのものについて大きく不利になるとは限りません。
公式サイト、オンライン説明会、大阪でのイベントなどを組み合わせれば、かなりの情報を集めることができます。
大切なのは、参加回数ではありません。得た情報を自分の研究テーマや志望理由にどう結びつけるかです。
何度も日吉へ足を運んでいても、KMDについて表面的な理解しかなければ十分な受験対策にはなりません。一方で、遠方からでも公式情報を丁寧に調べ、自分の問題意識との接点を深く考えている受験生は、説得力のある出願準備を進めることができます。
まとめ
慶應大阪シティキャンパスは、関西在住のKMD志望者にとって、慶應義塾大学に関する情報やイベントへアクセスする際に活用できる拠点です。
KMDの説明会が大阪で開催される場合には、関東まで移動せずに対面で説明を聞ける貴重な機会となります。また、大阪開催がない場合でも、オンライン説明会を活用することで、入試制度やカリキュラムについて情報収集することができます。
一方で、KMD入学後の学びの拠点は基本的に日吉キャンパスです。特に関西在住の社会人は、受験時の情報収集だけでなく、合格後の転居や仕事との両立についても早めに検討しておく必要があります。
大阪、オンライン、日吉での対面イベントを上手に使い分けながら、自分に必要な情報を効率よく集めていきましょう。居住地だけを理由にKMDへの挑戦を諦めるのではなく、利用できる機会を組み合わせて準備を進めることが大切です。
※本記事は執筆時点の情報をもとに作成しています。慶應大阪シティキャンパスでのKMD入試説明会やイベントの開催有無、会場、実施形式、参加方法などは年度や開催回によって変更される場合があります。また、慶應大阪シティキャンパスはKMDの日常的な授業拠点とは異なります。受験・進学を検討される際は、必ず慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科および慶應大阪シティキャンパスの公式サイトで最新情報をご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


