中核ミドルから次世代経営の担い手へ!KBS「EMBAプログラム」入試のしくみ(出願方式A・B)と準備スケジュール
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今回のテーマは「中核ミドルから次世代経営の担い手へ!KBS『EMBAプログラム』入試のしくみ(出願方式A・B)と準備スケジュール」です。
慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)のEMBAプログラムに興味を持っている方の中には、「入試はどのような仕組みなのか」「いつから準備を始めれば良いのか」「仕事と両立しながら受験できるのか」といった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
これまでの連載では、EMBAプログラムが持つ魅力や、実務経験と経営理論を融合させる学びの価値についてご紹介してきました。
今回は、実際に受験を検討している社会人の皆さんに向けて、EMBAプログラムの入試制度や準備スケジュール、出願書類作成のポイントについて解説します。
EMBAプログラムとはどのようなプログラムなのか
まず改めて確認しておきたいのが、EMBAプログラムの位置付けです。
KBSのEMBAプログラムは、企業や組織の中核を担うミドルマネジメント層を対象とした経営学修士プログラムです。
一般的なMBAプログラムが若手社会人や学生を主な対象としているのに対し、EMBAプログラムでは一定の実務経験を持つ社会人が中心となります。
特徴は、働きながら学べる環境が整っていることです。
土曜日を中心としたカリキュラムの中で、経営戦略、組織論、マーケティング、ファイナンスなどを体系的に学びながら、次世代の経営人材として必要な視座や判断力を養います。
現場で培った経験を理論によって整理し、より高いレベルの意思決定につなげていくことが、このプログラムの大きな目的です。
EMBA入試には出願方式Aと出願方式Bがある
KBSのEMBAプログラムでは、例年「出願方式A」と「出願方式B」という複数の出願方式が設けられています。
募集要項を見ると、それぞれに対応した所定用紙が用意されており、受験者は自分に該当する方式を選択して出願することになります。
ただし、出願方式の詳細な条件や対象者は年度によって変更される可能性があります。
そのため、「以前はこうだった」という情報だけで判断するのではなく、必ず最新の募集要項を確認することが大切です。
特に企業派遣で受験する方や、勤務先との調整が必要な方は、早い段階から制度を確認しておくことをおすすめします。
受験方式を正しく理解することは、入試準備の第一歩といえるでしょう。
社会人受験はスケジュール管理が重要
EMBA受験において最大の課題は、仕事と受験準備の両立です。
日々の業務に追われる中で、出願書類の作成や情報収集の時間を確保することは決して簡単ではありません。
だからこそ、早めのスケジュール管理が重要になります。
例年、夏頃から説明会や授業見学会などのイベントが開催されることがあります。
こうした機会を活用することで、実際の学習環境や学生の雰囲気を知ることができます。
また、秋頃になると出願書類や所定用紙が公開されるケースが多く見られます。
ここで注意したいのは、書類が公開されてから準備を始めるのでは遅い場合があるということです。
EMBAの出願書類は、自身のキャリアや将来ビジョンについて深く考えることが求められます。
短期間で仕上げられるものではないため、少なくとも数か月前から準備を始めるのが理想的です。
出願書類はキャリアの棚卸しの場でもある
EMBA入試において最も重要な要素の一つが出願書類です。
社会人の場合、学部時代の成績だけではなく、これまでどのような経験を積み、何を実現してきたのかが重要になります。
そのため、出願書類を書く過程では自然とキャリアの棚卸しを行うことになります。
これまでどのような課題に向き合ってきたのか。
どのような成果を生み出してきたのか。
失敗から何を学んだのか。
そして、なぜ今EMBAで学ぶ必要があるのか。
こうした問いに対して、自分自身の言葉で答えられるようにしておくことが重要です。
単なる職務経歴の説明ではなく、自分の経験をどのように経営学と結びつけたいのかを伝えることが求められます。
なぜ今、EMBAで学ぶのかを明確にする
EMBAの出願書類や面接では、「なぜ今学ぶのか」という問いが非常に重要になります。
仕事が順調なのであれば、わざわざ大学院に進学する必要はないようにも見えます。
それでも学びたい理由があるからこそ、EMBAを目指しているはずです。
例えば、経営層として必要な知識を体系的に身につけたい。
事業責任者としてより高い視座を獲得したい。
グローバルな経営環境に対応できる力を養いたい。
あるいは、自社の課題を理論的に分析し、解決策を見出したい。
理由は人それぞれですが、その背景にある問題意識や将来ビジョンを明確にすることが大切です。
その思いが明確になるほど、出願書類の内容にも説得力が生まれます。
多様な仲間と学ぶ価値を理解する
KBSのEMBAプログラムには、さまざまな業界や職種から社会人が集まります。
メーカー、金融、IT、医療、行政、コンサルティングなど、そのバックグラウンドは実に多様です。
そのため、入試においても「自分が何を学ぶか」だけではなく、「自分が何を提供できるか」という視点も重要になります。
自身の経験や知見が、他の受講生にどのような価値をもたらすのか。
また、多様な仲間との議論を通じてどのような成長を期待しているのか。
こうした視点を持つことで、KBSでの学びをより具体的にイメージできるようになります。
まとめ:受験準備は未来の経営者としての第一歩
EMBA入試は、単なる大学院受験ではありません。
自分自身のキャリアを振り返り、今後どのような経営人材を目指すのかを真剣に考える機会でもあります。
出願方式A・Bの確認から始まり、説明会への参加、情報収集、自己分析、出願書類作成と、準備には時間がかかります。
だからこそ、早めに動き出すことが大切です。
仕事を続けながら学ぶという挑戦は簡単ではありません。しかし、その先には経営者としての新しい視野や、多様な仲間との出会い、そして次世代の経営を担うための成長機会が待っています。
KBSのEMBAプログラムを目指す皆さんは、ぜひ今から準備を始めてみてください。その一歩が、未来のキャリアを大きく変えるきっかけになるかもしれません。
※本記事は執筆時点の情報をもとに作成しています。出願方式A・Bの詳細、出願資格、試験日程、募集要項等は変更される場合があります。最新の情報については、必ず慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)の公式サイトをご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


