院試専門オンライン予備校「志樹舎」が運営する
「慶應義塾大学院の院試対策ガイド」をご覧いただき、ありがとうございます。
今回のテーマは
「中間発表後に研究が一気に進む人の行動習慣」です。
中間発表後に「差」が一気に開く理由
中間発表が終わると、修士課程の研究は次のフェーズに入ります。
そしてこのタイミングで、院生の間にはっきりとした差が生まれます。
- 発表後、研究が一気に進み始める人
- 発表後、なぜか手が止まってしまう人
この差は、能力やテーマの優劣ではありません。
中間発表後の行動習慣の違いです。
進む人は「反省」より先に「整理」をする
研究が進む人がまずやることは、
感情的な反省ではなく、事実の整理です。
具体的には、発表直後から次の3点を書き出します。
- 指摘された内容(そのままの言葉で)
- 指摘の意図(自分なりの解釈)
- 研究全体への影響範囲
ここで重要なのは、
「できなかった」「ダメだった」という評価を挟まないこと。
評価を入れると、思考が止まります。
進む人は、淡々と情報処理をします。
指摘を「修正タスク」に変換できるか
中間発表後に研究が進む人は、
教員からのコメントを行動レベルまで分解します。
たとえば、
「先行研究が弱い」
という指摘を、
- どの研究が不足しているのか
- どの章に影響するのか
- 何本・いつまでに読むのか
という具体的タスクに落とします。
一方、研究が止まる人は、
「先行研究が足りないらしい」
という曖昧な理解で終わってしまいます。
「全部直す」ではなく「優先順位を決める」
中間発表後は、修正点が一気に増えます。
ここで失敗しやすいのが、
「全部一気に直そう」
という発想です。
研究が進む人は、必ず次の順序を守ります。
- 研究の軸に関わる修正
- 論理構造に関わる修正
- 表現・細部の修正
特に①と②を先にやらないと、
後から何度も書き直すことになります。
指導教員との「次の一手」を明確にする
中間発表後に研究が進む人は、
指導教員とのコミュニケーションの取り方も違います。
具体的には、
- 次回までに何をやるか
- どこまで進めればよいか
- どの段階で再度確認するか
を明確にした上で研究を再開します。
逆に、
「とりあえず直してから見せよう」と考えると、
修正の方向性がズレやすくなります。
発表後1週間の使い方で、その後が決まる
経験上、
中間発表後の1週間の使い方が、その後を左右します。
研究が進む人は、
- 発表翌日〜3日以内に指摘整理
- 1週間以内に修正方針を確定
- 小さくても手を動かし始める
という行動を取ります。
逆に、この期間を空白にすると、
研究は驚くほど再始動しにくくなります。
研究が進む人は「完璧」を目指さない
中間発表後に一気に進む人ほど、
完璧な修正を目指していません。
彼らが意識しているのは、
- 今の段階でのベスト
- 次に進める状態を作ること
です。
「まだ不十分だが、方向性は合っている」
この状態を作れれば、研究は前に進みます。
中間発表は「研究加速装置」である
中間発表は、
正しく使えば研究を加速させる装置になります。
- 指摘を整理し
- タスクに分解し
- 優先順位をつけ
- すぐ動く
この一連の行動ができるかどうか。
ここに、
研究が一気に進む人と止まる人の分岐点があります。
まとめ
中間発表後に研究が一気に進む人は、
- 感情より整理
- 評価より行動
- 完璧より前進
を選んでいます。
中間発表は終点ではありません。
本格的な研究が始まるスタート地点です。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


