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今回のテーマは
「修士1年目にやってはいけない研究行動」です。

修士1年目は、
「真面目な人ほど失敗しやすい」時期でもあります。

一生懸命やっているのに、
なぜか研究が前に進まない。
評価されていない気がする。

その原因は、能力不足ではなく
やらなくていいことをやっていることにあります。


1.いきなり「完成形」を目指す

修士1年目で最も多い失敗が、

  • 修士論文レベルの完成度を目指す
  • 最初から完璧な構成を作ろうとする

という行動です。

しかし、修士1年目の研究は
未完成で当たり前です。

この時期に必要なのは、

  • 試すこと
  • 失敗すること
  • 修正されること

完成を急ぐほど、思考は浅くなります。

2.テーマを「早く固定」しすぎる

テーマを決めること自体は大切です。
しかし問題なのは、

  • 一度決めたテーマを変えられない
  • 変更=負けだと思い込む

姿勢です。

修士1年目は、
テーマが変わる前提で進める時期です。

途中で変わるのは、
考えた証拠でもあります。

3.指導教員に「正解」を求める

指導教員との関係でやりがちなのが、

  • 正解を教えてもらおうとする
  • ダメ出しを恐れて意見を言わない

という行動です。

教員は、

答えを出す人
ではなく
思考を鍛える人

です。

未完成な考えを出す勇気がないと、
研究は一生前に進みません。

4.読まずに書こうとする

忙しい学生ほど、

  • 先行研究を飛ばして書き始める
  • とりあえず文字数を埋める

という行動を取りがちです。

しかし、
読まない研究に深さは出ません。

修士1年目は、

書く:読む=1:9

くらいでちょうどいい時期です。

5.周囲と比べすぎる

ゼミや研究室では、

  • すごく見える人
  • 進んでいるように見える人

が必ずいます。

しかし、研究はマラソンです。

早く走っている人が、
最後まで走り切れるとは限りません。

比較すべきなのは、
昨日の自分だけです。

6.社会人学生が陥りやすいNG行動

社会人学生に特有の失敗もあります。

  • 仕事を理由に研究を止める
  • 研究を理由に生活を崩す

どちらも長続きしません。

社会人学生に必要なのは、

完璧さではなく
継続可能性

です。

7.「焦り」を原動力にする

修士1年目の焦りは、
ほぼ全員が感じます。

ただし、

  • 焦りでテーマを詰める
  • 焦りで無理な計画を立てる

と、確実に失敗します。

焦りは、
調整すべきサインとして使いましょう。

まとめ

修士1年目にやってはいけない研究行動は、

  • 完成を急ぐ
  • テーマを固めすぎる
  • 正解を求める
  • 読まずに書く
  • 比べすぎる

これらはすべて、
「真面目さ」から生まれます。

だからこそ、
意識的に避ける必要があります。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。