― 途中で折れないための現実的工夫 ―
院試専門オンライン予備校「志樹舎」が運営する
「慶應義塾大学大学院の院試対策ガイド」をご覧いただき、ありがとうございます。
今回のテーマは
仕事と研究の両立術 ― 途中で折れないための現実的工夫 ―
です。
社会人で大学院進学を目指す方の多くが、
最終的に不安を感じるのが
仕事と研究を本当に両立できるのか
という点です。
結論から言えば、
両立は可能です。
ただしそれは、
気合や根性ではなく、設計によって成立するもの
です。
この記事では、実際に途中で折れにくい人が行っている
現実的な工夫を整理します。
両立が難しく感じる本当の理由
仕事と研究の両立が難しく感じられる理由は、
単純な「忙しさ」だけではありません。
多くの場合、
- 優先順位が曖昧
- 研究時間が不定期
- ゴールが遠く見える
という、
構造的な不安定さが原因です。
ここを放置すると、
疲労よりも先に
モチベーションが削られていきます。
両立の前提①「完璧なバランス」を目指さない
両立で失敗しやすい人ほど、
仕事も研究も
「どちらも全力で完璧にやろう」
と考えがちです。
しかし現実には、
- 忙しい時期は仕事優先
- 余裕がある時期に研究を進める
という
波を前提にした設計
が必要です。
常に同じ配分を維持しようとすると、
必ずどこかで破綻します。
両立の前提②「研究時間」を先に確保する
研究が後回しになる最大の原因は、
時間が余ったらやる
という位置づけです。
折れにくい人は、
- 週に何時間
- どの時間帯
を研究に使うかを、
先に固定しています。
短時間でも、
定期的に研究に触れる設計
が重要です。
両立の工夫①「研究を細かく分解する」
研究が進まなくなる原因の一つが、
タスクが大きすぎることです。
たとえば、
- 論文を書く
- 文献を読む
ではなく、
- この章の先行研究を3本整理
- 要約を300字でまとめる
といった
小さな単位に分解
することで、
平日の隙間時間でも進めやすくなります。
両立の工夫②「疲れている前提で設計する」
仕事と研究の両立では、
「今日は疲れていないはず」
という前提が崩れやすくなります。
そのため、
- 集中力が低い日でもできる作業
- 休日向けの重い作業
を分けておくと、
進捗が止まりにくくなります。
元気な日だけを想定した計画は、
長続きしません。
両立の工夫③「進捗を可視化する」
両立が苦しくなるのは、
やっているのに進んでいない感覚
が強まるときです。
そこで、
- 進んだ量
- 残りのタスク
を見える形にすると、
心理的な負担が軽減されます。
完了した作業が積み上がると、
継続のハードルは下がります。
両立でやってはいけないこと
仕事と研究の両立で、
やってはいけないのは次の行動です。
- 忙しい時期に無理な計画を立てる
- 進まない自分を責め続ける
- 誰にも相談せず抱え込む
これらは、
折れるスピードを早める要因
になります。
折れにくい人の共通点
仕事と研究を両立できている人には、
共通した特徴があります。
- 研究を生活の一部として組み込んでいる
- 進まない時期があることを受け入れている
- 完走を最優先にしている
完璧さよりも、
継続できる形
を選んでいる点が重要です。
まとめ:両立の鍵は「努力量」ではなく「設計」
仕事と研究の両立は、
頑張れるかどうかの問題ではありません。
どれだけ時間が取れるか
ではなく
どう時間を使うか
が結果を分けます。
無理のない設計を組み、
進まない時期も含めて受け入れることで、
両立は現実的な選択になります。
研究を続けられること自体が、
大学院進学における最大の成果の一つです。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


