院試専門オンライン予備校「志樹舎」が運営する「慶應義塾大学大学院の院試対策ガイド」をご覧いただき、ありがとうございます。
今回のテーマは「武山政直教授はどんな人なのか」です。
慶應義塾大学大学院を目指している方の中には、「経済学を学ぶだけでは物足りない」と感じている人もいるかもしれません。
データ分析や理論研究だけではなく、「実際に人々の行動を変えるサービスを作りたい」「社会課題を解決する新しい仕組みを考えたい」と思う人もいるでしょう。
そんな人にとって非常に魅力的なのが、慶應義塾大学経済学部・大学院経済学研究科、そして社会学研究科でも活躍されている武山政直教授です。
武山教授は、経済学・マーケティング・地理学・社会学・デザイン思考などを横断しながら、「人々に新しい価値を届ける仕組み」を研究しています。
この記事では、武山教授がどんな研究をしているのか、どんな学生に向いているのかをわかりやすく紹介していきます。
サービスを「分析」ではなく「デザイン」する研究者
武山教授の専門分野は、「サービスデザイン」「行動デザイン」「マーケティング」「経済地理」などです。
一般的な経済学では、「市場がどう動くのか」「消費者がどう行動するのか」を分析することが中心になります。
しかし武山教授の研究は、そこからさらに一歩進みます。
「どうすれば人々にとって価値あるサービスを作れるのか」
「どうすれば人々の行動をより良い方向へ変えられるのか」
そうした“新しい価値を生み出す方法”そのものを研究しているのです。
つまり、「現状分析」で終わるのではなく、「未来をデザインする」ことに重点を置いている研究者だと言えるでしょう。
「共創」という考え方を重視している先生
武山教授の研究で特に重要なのが、「共創」という考え方です。
従来のビジネスでは、企業が商品やサービスを作り、消費者はそれを受け取るだけという形が一般的でした。
しかし現代では、それだけでは価値が生まれにくくなっています。
そこで武山教授は、「利用者や地域社会と一緒に価値を作る」というアプローチを重視しています。
例えば、地域活性化やコミュニティづくり、サービス改善などにおいて、利用者自身がアイデアを出しながら新しい価値を生み出す仕組みを研究しています。
これは、今の時代のビジネスや行政でも非常に注目されている考え方です。
デザイン思考を研究しているのが特徴
武山教授は、「デザイン思考」に関する研究でも知られています。
デザイン思考とは、単に見た目を美しくすることではありません。
利用者の立場に立ちながら、「本当に必要とされているものは何か」を考え、新しいサービスや仕組みを作っていく考え方です。
例えば、少子高齢化、地域衰退、環境問題などの社会課題に対して、「どうすれば人々が自然と行動を変えられるのか」を考えるのもデザイン思考の一つです。
武山教授は、こうしたサービス設計や価値創造のプロセスそのものを研究対象にしています。
経済学だけではなく社会学や地理学も横断する
武山教授の特徴は、学際性の強さにもあります。
経済学研究科だけでなく、社会学研究科でも教授を務めていることからもわかるように、「経済学だけで説明できない社会問題」に強い関心を持っています。
また、アメリカのカリフォルニア大学で地理学分野のPh.D.を取得しているため、「空間」や「地域」という視点も研究に取り入れています。
例えば、地域ごとの文化や人の流れ、都市空間のあり方なども重要な研究テーマです。
さらに、近年ではバーチャル空間やデジタル社会に関する研究も行っており、「人はオンライン空間でどう価値を感じるのか」といったテーマにも取り組んでいます。
つまり、武山教授の研究は非常に幅広く、「社会の変化そのもの」を扱っていると言えるでしょう。
どんな学生に向いている?
武山教授の研究室に向いているのは、以下のようなタイプの人です。
- 新しいサービスを考えるのが好きな人
- 地域活性化や社会課題に興味がある人
- マーケティングに関心がある人
- ビジネスと社会課題を結びつけたい人
- デザイン思考に興味がある人
- 理論だけでなく実践にも関心がある人
- 人の行動変化に興味がある人
特に、「分析だけで終わりたくない」「実際に社会を変えるアイデアを作りたい」と考える人には非常に相性の良い研究室だと思います。
研究計画書では何を書くべきか
武山教授を志望する場合、研究計画書では「社会課題をどう解決したいのか」を具体的に書くことが重要です。
例えば、以下のようなテーマが考えられます。
- 地域活性化のためのサービス設計
- 高齢者向けサービスのデザイン
- 観光と地域ブランド形成
- オンラインコミュニティの価値創造
- 消費者行動とデジタルサービス
- 共創型ビジネスモデルの研究
また、「なぜそのテーマに興味を持ったのか」という背景も重要です。
実体験や問題意識がしっかり書かれていると、研究への熱意が伝わりやすくなります。
まとめ:社会に新しい価値を生み出す研究者
武山政直教授は、経済学・マーケティング・社会学・地理学・デザイン思考などを横断しながら、「新しい価値を生み出す方法」を研究している教授です。
単に市場を分析するだけではなく、「どうすれば人々の生活がより良くなるのか」を実践的に考えている点が大きな特徴です。
また、利用者や地域社会と一緒に価値を作る「共創」という視点を重視している点も、現代らしい研究スタイルと言えるでしょう。
「理論だけではなく、実際に社会を動かすサービスや仕組みを作りたい」と考えている人にとって、非常に魅力的な研究環境だと思います。
もし興味を持った方は、ぜひ武山教授の著書や研究内容を調べてみてください。
※本記事は執筆時点の情報をもとに作成しています。最新の研究内容や募集要項については、必ず公式サイトをご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


