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今回のテーマは
大学院入試で「職歴」はどう評価されるのか
です。


「この職歴、評価されますか?」というズレ

社会人受験生から、非常によく聞かれる質問があります。

  • この仕事、研究に関係ありますか
  • 職歴って有利になりますか
  • 専門外の仕事なんですが大丈夫でしょうか

ここでも結論から言います。

職歴そのものが、合否を直接左右することはありません。
ただし、
職歴の扱い方を間違えると評価は下がります。


大学院入試における職歴の位置づけ

大学院入試で職歴が見られる理由は、単純です。

教員が知りたいのは、

この人は、研究を「現実の問題」として捉えられているか

という点です。

職歴は、

  • 実務経験
  • 現場での問題意識
  • 課題発見の背景

を示す材料として使われます。


評価される職歴の特徴

  • 研究テーマにつながる問題意識がある
  • なぜその仕事をしてきたか説明できる
  • 現場で感じた違和感を言語化できる

重要なのは、

何をしてきたか
ではなく
何を考えてきたか


評価されない職歴の典型例

  • 業務内容の羅列で終わる
  • 成果や実績の自慢になる
  • 研究との接続がない

この状態だと、

で、それが研究とどう関係あるの?

という印象を持たれます。


専門外の職歴でも問題ない理由

よくある誤解が、

研究テーマと職歴が一致していないとダメ

という考えです。

実際には、

  • 専門外の職歴
  • 異業種経験

でも、まったく問題ありません。

重要なのは、

  • その経験から、どんな問いを持ったか
  • なぜ学術的に掘り下げたいと思ったか

この「問い」への変換です。


職歴を研究テーマに変える視点

  • 業界で当たり前とされていること
  • 誰も疑問に思っていない慣習
  • うまくいっていないのに続いている仕組み

これらは、研究テーマの宝庫です。

職歴が長いほど、良い問いを持っている可能性が高いのです。


職歴が逆に不利になるケース

  • 実務経験を過信している
  • 学術的検討を軽視している
  • 「現場ではこうだから」で押し切ろうとする

大学院入試では、

実務の正しさ
ではなく
研究としての妥当性

が問われます。


面接で職歴を聞かれたときの考え方

面接で職歴について聞かれたら、

実績をアピールする場ではなく、
研究動機を確認されている
と考えてください。

  • どんな違和感を持ったか
  • それをなぜ研究したいのか

ここを語れる人は、非常に評価が高くなります。


まとめ

大学院入試で職歴が評価されるのは、

経歴そのものではなく、
そこから生まれた問題意識

です。

職歴は、研究をリアルにし、問いを鋭くする材料です。
うまく扱えれば、社会人受験における最大の武器になります。

志樹舎 では、大学院入試の各種対策に特化した専門性の高いサポートを行っています。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。