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今回のテーマは、文学研究科の合格者が面接で必ずやっている準備です。
面接直前で差がつくのは「話し方」ではない
文学研究科の面接対策というと、
- 想定質問を作る
- 受け答えを練習する
- 話し方を整える
といった準備を思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、実際の合格者を見ていると、そこは本質ではありません。
結論から言います。
文学研究科の面接で評価される人は、「話す準備」ではなく「研究の最終点検」をしています。
合格者は「面接用の答え」を作っていない
合格者の多くは、
- 完璧な模範解答
- きれいな言い回し
を用意していません。
その代わりにやっているのは、
研究計画書を、研究者の視点で読み直すことです。
面接は研究計画書の延長線上にあります。
合格者はその前提を、徹底的に理解しています。
準備① 研究計画書を「質問される前提」で読み直す
- なぜこのテーマなのか
- なぜこの文献なのか
- なぜこの構成なのか
を、自分で自分に問い直します。
面接官は、研究計画書の「弱い部分」「曖昧な部分」を見て質問します。
合格者は、どこが突っ込まれそうかを把握しています。
準備② 「研究の核心」を一言で言えるようにする
面接では、長い説明は評価につながりません。
合格者は、
自分の研究は何を明らかにしようとしているのかを、
一言〜二言で言える状態まで整理しています。
準備③ 先行研究を「整理し直す」
文献を増やすのではなく、
- どこが共通認識か
- どこで議論が分かれているか
- 自分はどこに立つのか
この3点を、口頭で説明できるようにします。
準備④ 方法論を「具体的な行動」に落とす
合格者は、
- どの資料を
- どの順で
- どう扱うか
を、実際の作業イメージとして持っています。
準備⑤ 「分からない点」を把握しておく
合格者は、分からない点を隠しません。
- どこが未整理か
- どこが今後の課題か
を把握しています。
評価されるのは、研究の現在地を理解している人です。
合格者が面接前に「やらないこと」
- 想定問答の丸暗記
- 話し方の過剰な練習
- 自信満々に見せる演技
自然に考えて答える姿勢の方が評価されます。
面接直前1週間の準備リスト
- 研究計画書を音読する
- 自分でツッコミを入れて修正する
- 先行研究を3〜5本に絞って整理
- 方法論を箇条書きで確認
- 慶應である必然性を再確認
面接は「研究が始まっているか」の確認
文学研究科の面接は、
この人の研究は、すでに動き出しているか
を確認する場です。
まとめ
合格者が面接で必ずやっている準備は、
- 答えを用意することではなく
- 研究を最終点検すること
です。
研究計画書を深く理解し、
先行研究と方法を整理し、
研究の現在地を把握する。
この準備ができていれば、面接は怖いものではありません。
次回は、文学研究科の併願戦略で失敗する人・成功する人の違いを解説します。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


