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今回のテーマは
政策・メディア研究科の面接で評価が一気に下がるNG回答集です。
前回は、
政策・メディア研究科の面接で必ず聞かれる質問とその意図を整理しました。
今回は逆に、
「この答え方をすると、一気に評価が下がる」
という典型パターンを構造的にまとめます。
1. NG① 抽象論・理想論だけで押し切る回答
政策・メディア研究科の面接で最も多いNGが、
- 「社会をより良くしたい」
- 「持続可能な社会を目指したい」
- 「多様性を尊重した政策を考えたい」
といった、抽象的で正しそうな言葉だけの回答です。
これらは間違いではありませんが、
- 研究として何を検討するのか
- どこを問いとして切り出すのか
が見えないと、
研究者としての具体性が弱いと判断されてしまいます。
2. NG② 実務・活動の自慢話になってしまう
政策・メディア研究科では、
実務経験や活動実績を持つ受験生も多くいます。
しかし面接で、
- 自分がやってきたこと
- 成果を出した話
- 現場での成功体験
を語り続けてしまうと、評価は下がります。
面接官が知りたいのは、
- その経験から何を問いとして立てたのか
- 何が分からなかったのか
であり、
実務の正当性や優秀さではありません。
3. NG③ 「大丈夫です」「できます」と即答する
面接で、
- 「それは大丈夫です」
- 「問題なくできます」
と即答してしまうのも、
政策・メディア研究科では危険です。
この答え方は、
- 研究の難しさを理解していない
- 限界やリスクを考えていない
という印象を与えやすくなります。
研究では、
難しさや不確実性をどう考えているか
を語れる方が、評価されます。
4. NG④ 指摘に対して言い切ってしまう
政策・メディア研究科の面接では、
- 「その点はどう考えていますか」
- 「別の見方もありますが」
といった形で、
考えを揺さぶる質問が投げられます。
このとき、
- 「いや、私はこう思います」
- 「そこは問題ないです」
と強く言い切ってしまうと、
対話可能性が低いと見なされることがあります。
面接で求められているのは、
正解を守る姿勢ではありません。
5. NG⑤ 「やりたいこと」と「研究」を混同する
面接でよくあるのが、
- 大学院でやりたい活動
- 将来のビジョン
- 社会への貢献
を、そのまま研究内容として話してしまうケースです。
政策・メディア研究科では、
- 何をやりたいか
ではなく - 何を研究するのか
が明確に区別されていないと、
評価が下がります。
6. 評価される人の「NGを避けた答え方」
評価される受験生は、
NGを避けつつ、次のように答えています。
- 抽象論の後に、必ず具体化を入れる
- 実務経験を「問い」に変換して話す
- 限界や課題を認めた上で設計を説明する
- 指摘を一度受け止めて考え直す
これらはすべて、
研究者としての姿勢を示しています。
まとめ 面接で落ちるのは「考えが浅い」からではない
政策・メディア研究科の面接で評価が下がるのは、
- 頭が悪いから
- 知識が足りないから
ではありません。
多くの場合、
- 研究と実践を混同している
- 問いとして整理できていない
- 対話ではなく主張になっている
という、設計と姿勢の問題です。
面接は、
自分の考えを守る場ではなく、
研究として一緒に考える場だという前提を忘れないことが重要です。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


