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「慶應義塾大学大学院の院試対策ガイド」をご覧いただき、ありがとうございます。

今回のテーマは
「文系大学院の研究テーマ例」です。

文系大学院を目指す受験生の多くが悩むのが、
「どんな研究テーマを設定すればよいのか」という点です。

しかし重要なのは、テーマの“面白さ”ではなく、
「どれだけ研究として成立しているか」です。

本記事では、慶應義塾大学大学院における文系研究テーマの具体例を示しながら、
評価されるテーマの特徴を解説します。


結論|良いテーマは「具体的で検証可能」

まず前提として、良い研究テーマには共通点があります。

・問いが明確
・範囲が具体的
・先行研究と接続している
・検証可能である

この条件を満たしていれば、テーマの分野自体は問いません。


研究テーマ例① 経営・ビジネス系

悪い例
企業の成長戦略について研究する

良い例
日本の中小IT企業におけるDX導入が業績に与える影響の分析

ポイントは、

対象を限定している
測定可能な要素にしている

ことです。


研究テーマ例② 教育系

悪い例
教育格差の問題を研究する

良い例
都市部公立高校におけるICT教育導入が学習成果に与える影響

教育という大きなテーマでも、

地域
対象
手法

を絞ることで研究として成立します。


研究テーマ例③ 社会・政策系

悪い例
地方創生について研究する

良い例
人口減少地域における移住促進政策の効果と課題の比較分析

ここでも、

具体的な政策
対象地域

が明確になっています。


研究テーマ例④ メディア・文化系

悪い例
SNSの影響について研究する

良い例
Instagram利用が若年層の消費行動に与える影響の実証分析

「誰に」「何に」「どう影響するのか」を明確にすることが重要です。


研究テーマ例⑤ 心理・行動系

悪い例
人の心理について研究する

良い例
リモートワーク環境における孤独感が生産性に与える影響

抽象的なテーマでも、

状況
対象
結果

を明確にすることで具体化できます。


テーマ設定の考え方

これらの例に共通するのは、

テーマを小さくしている

という点です。

文系研究では、

広いテーマは弱い
狭く具体的なテーマは強い

という特徴があります。


よくある失敗

研究テーマ例を考える際に多い失敗としては、

分野だけで終わる
抽象的な表現になる
検証方法を考えていない

といったものがあります。

これらはすべて、

研究として成立していない

状態です。


まとめ|テーマ例は「構造」を学ぶためのもの

慶応院試における文系研究テーマは、

構造

で評価されます。

・具体性
・検証可能性
・論理性

これらが揃ったテーマであることが重要です。

テーマ例はあくまで参考であり、
そのまま使うものではありません。

重要なのは、

自分の関心を構造化し、研究として成立させること

です。

この視点を持ち、
自分自身の研究テーマを設計することが、
慶應義塾大学大学院合格への第一歩となります。

志樹舎 では、大学院入試の各種対策に特化した専門性の高いサポートを行っています。
院試受験でお困りの方は、 無料相談 にお気軽にお申し込みください。


※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。