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今回のテーマは
「理系大学院の研究テーマ例」です。

理系大学院を目指す受験生にとって、研究テーマの設定は最初の関門です。
しかし多くの受験生が、「面白そうなテーマ」を選んでしまい、評価につながらないケースが少なくありません。

理系研究で重要なのは、テーマの新規性だけでなく
「実行可能であること」と「検証できること」です。

本記事では、慶應義塾大学大学院における理系研究テーマの具体例を示しながら、評価されるテーマの特徴を解説します。


結論|良い理系テーマは「具体性と実現性」

まず前提として、良い研究テーマには共通点があります。

・対象が明確
・方法が具体的
・検証可能である
・研究室で実施可能

この4点が揃っていれば、評価されるテーマになります。


研究テーマ例① 情報・AI系

悪い例
AIの性能向上について研究する

良い例
深層学習モデルにおけるデータ拡張手法が画像分類精度に与える影響の検証

ポイントは、

どの手法を使うのか
何を評価するのか

が明確である点です。


研究テーマ例② データサイエンス系

悪い例
ビッグデータ分析を研究する

良い例
小売業における購買履歴データを用いた需要予測モデルの精度比較

データの種類と目的が明確になっています。


研究テーマ例③ バイオ・生命科学系

悪い例
新薬の開発について研究する

良い例
特定タンパク質の発現変化が細胞増殖に与える影響の実験的検証

対象と手法が具体化されている点が重要です。


研究テーマ例④ 機械・工学系

悪い例
新しい材料を開発する

良い例
軽量合金の熱処理条件が強度特性に与える影響の評価

条件と評価指標が明確になっています。


研究テーマ例⑤ 環境・エネルギー系

悪い例
環境問題を解決する研究

良い例
太陽光発電システムにおけるエネルギー変換効率向上のための制御手法の最適化

具体的な技術と目的が設定されています。


テーマ設定の考え方

これらの例に共通するのは、

テーマが「実験・分析レベル」に落ちている

という点です。

理系研究では、

アイデアだけでは不十分
実際に動かせる設計が必要

です。


よくある失敗

理系研究テーマで多い失敗としては、

分野だけで終わる
スケールが大きすぎる
方法が曖昧
研究室と合っていない

といったものがあります。

これらはすべて、

実現性の不足

によって起こります。


まとめ|テーマ例は「設計力」を学ぶためのもの

慶応院試における理系研究テーマは、

設計力

で評価されます。

・対象の明確さ
・方法の具体性
・検証可能性
・実現可能性

これらが揃っていることが重要です。

テーマ例はあくまで参考であり、
そのまま使うものではありません。

重要なのは、

自分の関心を実行可能な形に落とし込むこと

です。

この視点を持ち、
現実的かつ具体的にテーマを設計することが、
慶應義塾大学大学院合格への第一歩となります。

志樹舎 では、大学院入試の各種対策に特化した専門性の高いサポートを行っています。
院試受験でお困りの方は、 無料相談 にお気軽にお申し込みください。


※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。