院試専門オンライン予備校「志樹舎」が運営する
「慶應義塾大学大学院の院試対策ガイド」をご覧いただき、ありがとうございます。
今回のテーマは
「慶應経済・院試のアドミッション・ポリシーと試験戦略」です。
慶應義塾大学大学院の経済学研究科を目指している方の中には、
「どのような準備を進めればよいのか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
第1話では、合否に大きく関わる「3つのポリシー」の全体像について整理しました。
今回はその中でも、入試の入口となる「アドミッション・ポリシー」に焦点を当てて解説していきます。
大学側がどのような学生を求めているのかを理解することで、
研究計画書や面接の方向性がより明確になります。
なぜ「論文を読む力」が求められるのか
慶應経済のアドミッション・ポリシーでは、求める学生像として、
基礎的な経済学の知識に加えて「学術論文を読む力」が示されています。
ここで大切なのは、この条件の意味をしっかり理解することです。
大学院での研究は、教科書の内容を覚えることではなく、
これまでに積み重ねられてきた研究を踏まえて、自分なりの視点で考えることから始まります。
そのためには、既存の論文を読み取り、
どのような方法でどのような結論が出されているのかを理解する力が必要になります。
研究計画書でも、先行研究を踏まえているかどうかは重要なポイントになります。
日頃から論文に触れておくことで、準備の質は大きく変わってきます。
Ⅰ期とⅡ期の違いを理解する
慶應経済の入試には、Ⅰ期とⅡ期という2つの方式があります。
Ⅰ期は主に7月に実施され、筆記試験と面接によって選考されます。
一方、Ⅱ期は2月から3月にかけて行われ、提出した論文や書類と面接を中心に評価されます。
この2つの方式の違いは、求められる力の見せ方にあります。
Ⅰ期では、基礎知識や理解力を試験で示すことが重視されます。
一方でⅡ期では、これまでの研究成果や思考の深さを、提出書類を通して伝えることが求められます。
どちらが有利というわけではなく、
自分の強みをどう活かせるかという視点で選ぶことが大切です。
自分に合った試験方式を考える
Ⅰ期とⅡ期のどちらを選ぶかは、現在の準備状況によって変わります。
例えば、基礎理論や計算問題に自信があり、早い段階で試験対策が整っている場合は、Ⅰ期での受験が考えられます。
一方で、卒業論文などにしっかり取り組んでおり、
研究としての成果を形にできている場合は、Ⅱ期での受験も選択肢になります。
大切なのは、自分の強みを冷静に整理し、
どの方法で最も伝わるかを考えることです。
また、入学時期についても柔軟な制度が用意されているため、
スケジュール全体を見ながら検討していくと安心です。
面接で問われる理解の深さ
どちらの方式を選んだ場合でも、最終的には面接が行われます。
面接では、提出した研究計画書や論文の内容について、
どこまで理解しているかが確認されます。
特に重要なのは、関連する研究をどのように理解しているかという点です。
表面的な知識ではなく、
自分の言葉で説明できるかどうかが見られます。
そのため、日頃から論文を読み、要点を整理する習慣をつけておくと、
面接でも落ち着いて対応しやすくなります。
まとめ|求められている力から逆に考える
アドミッション・ポリシーは、大学院がどのような学生を求めているかを示す重要な手がかりです。
そこに書かれている内容をもとに、
・どのような力が求められているのか
・自分の準備がそれに合っているか
を確認することで、受験の方向性が見えてきます。
Ⅰ期とⅡ期の選び方も含めて、
自分に合った進め方を考えていくことが大切です。
まずは、自分の興味のある分野の論文を読みながら、
少しずつ理解を深めていくところから始めてみてください。
※本記事は一般的な情報整理の観点から解説しています。最新の入試要項や詳細については、必ず慶應義塾大学大学院の公式サイトをご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


