
知らないと出願できない|慶應SDM「事前コンタクト」の締切と直前に慌てないためのスケジュール管理術
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今回のテーマは「知らないと出願できない|慶應SDM『事前コンタクト』の締切と直前に慌てないためのスケジュール管理術」です。
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)の入試では、研究計画書や志望理由書の作成だけではなく、教員への「事前コンタクト」が非常に重要な手続きとなります。
慶應SDMでは、修士課程・後期博士課程ともに出願する際、教員との事前コンタクトが必須とされています。そのため、「出願書類が完成したら連絡しよう」「締切直前でも間に合うだろう」と考えてしまうと、思わぬところで受験計画が崩れてしまう可能性があります。
実際には、事前コンタクトには独自のルールがあり、通常の大学院入試とは異なる点がいくつもあります。本記事では、事前コンタクトの締切の考え方や、直前になって慌てないためのスケジュール管理について詳しく解説します。
事前コンタクトの締切は「出願締切日」と考えてはいけない
多くの受験生が誤解しやすいのが、「出願締切日までに事前コンタクトをすればよい」という考え方です。
慶應SDMでは、各入試日程において、出願締切日から2次選考合格発表までの間は事前コンタクト申込みフォームが閉鎖され、教員とのコンタクトを行うことができません。
つまり、出願締切日を迎えた時点で新たな相談や確認はできなくなります。研究計画について質問したいことが出てきても、フォームが閉鎖されていれば連絡することはできません。
そのため、本当の意味での締切は「フォームが閉鎖される日」ではなく、「教員とのやり取りを十分に終えられる日」です。余裕を持って準備を進めることが何よりも重要になります。
返信には時間がかかることを前提に準備する
慶應SDMの公式案内では、教員からの返信には時間がかかる場合があることが明記されています。
大学院の教員は、授業や研究活動だけではなく、学生指導や学会活動、共同研究など多くの業務を担当しています。そのため、事前コンタクトを送信した翌日に返信が来るとは限りません。
さらに、一度返信を受けて終わるとは限らず、研究テーマについて追加説明を求められたり、研究の方向性について意見をいただいたりする場合もあります。
こうしたやり取りを経て研究計画をブラッシュアップできることが、事前コンタクトの大きな価値でもあります。そのため、返信が遅れることも想定した上で、数か月前から準備を始めることが望ましいでしょう。
直前に動くと起こりやすい3つの失敗
毎年、多くの受験生が同じような失敗を経験しています。
一つ目は、返信を待っている間に出願期間が終わってしまうケースです。返信が来ないまま締切を迎えれば、十分な相談ができないまま出願することになります。
二つ目は、教員からアドバイスを受けても、それを研究計画書へ反映する時間がないケースです。研究計画は短時間で大きく修正できるものではありません。
三つ目は、出願資格によって必要となる事前審査を見落としてしまうケースです。事前審査が必要な方は、通常の出願より前に手続きを完了しなければならないため、さらに早い段階から準備を始める必要があります。
理想的なスケジュール管理とは
事前コンタクトを成功させるためには、出願日から逆算して準備することが大切です。
まず、出願の2~3か月前には教員の研究内容や研究室の特徴を調べ、自分が取り組みたいテーマを整理します。教員紹介や研究内容、専任教員動画なども積極的に確認しましょう。
次に、出願の1.5~2か月前を目安に事前コンタクトを開始します。この時点では研究計画が100%完成している必要はありませんが、問題意識や研究の方向性は説明できる状態にしておくことが望ましいでしょう。
その後、教員からの返信を受けながら研究計画を修正し、出願書類を完成させます。こうした流れで進めることで、余裕を持って出願までたどり着くことができます。
事前審査が必要な人はさらに注意
出願資格によっては、通常の出願とは別に事前審査を受ける必要があります。
事前審査は出願期間よりも前に実施されるため、自分が対象者かどうかを早めに確認しなければなりません。
もし事前審査が必要にもかかわらず気づくのが遅れると、その期の受験自体が難しくなる可能性があります。
入試要項を確認し、自分の出願資格を最初に確認することが、スケジュール管理の第一歩です。
事前コンタクトは一人の教員だけが読むわけではない
慶應SDMの事前コンタクト申込みフォームには、特徴的な仕組みがあります。
フォームでは希望する教員を1名選択しますが、送信した内容は専任教員全員に共有されます。
そのため、教員ごとに全く異なる研究テーマや志望理由を書くことは避けるべきです。
複数の教員に興味がある場合でも、自分の問題意識や研究目的は一貫させた上で、それぞれの教員の専門性との接点を説明することが重要になります。
もし準備が間に合わない場合はどうする?
事前コンタクトが十分にできていない状態で無理に出願することは、おすすめできません。
慶應SDMでは、年度内に複数回の入試日程が設けられています。
研究計画がまだ固まっていない、教員とのやり取りが十分ではないという場合は、無理に現在の試験日程へ合わせるよりも、次の期へ向けて準備を進めるという選択肢もあります。
大学院入試では、焦って提出した研究計画書よりも、十分に練り上げられた研究計画書の方が評価されやすいことは言うまでもありません。
事前コンタクトを成功させるためのポイント
事前コンタクトでは、研究テーマの完成度だけでなく、研究に対する姿勢や準備状況も見られています。
自分がどのような課題意識を持ち、なぜ慶應SDMで学びたいのか、そして希望する教員の専門性とどのようにつながるのかを、自分の言葉で整理して伝えることが大切です。
また、返信を急かしたり、出願直前に慌てて連絡したりするのではなく、余裕を持って行動することが、結果的に教員との良いコミュニケーションにもつながります。
まとめ
慶應SDMの事前コンタクトは、単なる事務手続きではありません。大学院での研究生活をスタートさせるための大切な第一歩です。
出願締切日を迎えると事前コンタクト申込みフォームは利用できなくなります。また、教員からの返信には時間がかかる可能性があるため、直前の行動では十分なやり取りができないことも少なくありません。
出願日から逆算して、教員探し、研究テーマの整理、事前コンタクト、研究計画書の作成という流れを計画的に進めることが、合格への近道になります。
余裕を持ったスケジュール管理を心がけ、慶應SDMでの学びにつながる第一歩を着実に踏み出していきましょう。
注意事項:本記事は慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の入試情報をもとに作成しています。事前コンタクトの受付期間や手続き方法、出願資格、事前審査、入試日程などは変更される場合があります。受験を検討される際は、必ず慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の公式サイトおよび最新の入学試験要項をご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


