KMDオンライン面接の全体像|時間は?形式は?Zoom面接で知っておきたいポイント

院試専門オンライン予備校「志樹舎」が運営する「慶應義塾大学大学院の院試対策ガイド」をご覧いただき、ありがとうございます。今回のテーマは「KMDオンライン面接の全体像|時間は?形式は?Zoom面接で知っておきたいポイント」です。

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科、通称KMDでは、第1次選考の書類審査を通過すると、第2次選考へ進みます。ここで行われるのがオンラインによる口頭試問です。

書類審査を通過した段階で、「面接はどのような形式なのか」「英語でどこまで話せればよいのか」「Zoom面接では何を準備すればよいのか」と不安になる方も多いでしょう。

KMDの面接では、研究テーマや志望理由について準備することはもちろん、オンライン面接ならではの環境づくりも重要です。今回は、KMDの第2次選考について、受験前に知っておきたい全体像を整理していきます。


KMDの第2次選考はオンラインで行われる

KMDの修士課程では、第1次選考として出願書類の審査が行われ、その通過者を対象に第2次選考の口頭試問が実施されます。

現在の募集要項では、第2次選考はオンラインで行われ、Zoomを使用することが案内されています。第1次選考の結果発表後、対象者に対して具体的な実施方法や日時などが個別に通知される仕組みです。

そのため、KMDの受験を考えている方は、対面面接だけを想定して準備するのではなく、パソコンの画面を通じて自分の考えを伝える練習も行っておく必要があります。

また、指定された面接日時については、原則として受験生の都合による変更はできないとされています。第2次選考の日程が発表されている期間については、あらかじめ予定を空けておくことをおすすめします。


面接は英語による口頭試問

KMDの第2次選考では、英語による口頭試問が行われます。

ここで重要なのは、英語の発音だけを評価する試験ではないということです。KMDの選考では、出願書類、面接での受け答え、英語でのコミュニケーション力などを含めて総合的に評価されます。

そのため、英語面接対策では、一般的な自己紹介だけを練習しても十分とは言えません。

自分の研究テーマ、なぜその問題に関心を持ったのか、なぜKMDなのか、これまでどのような経験をしてきたのか、KMDのリアルプロジェクトでどのように貢献したいのかなど、出願書類に書いた内容を英語で説明できるようにしておくことが重要です。

特にStatement of PurposeやCreative Challengeについては、提出した内容を改めて読み直し、「ここを質問されたらどう説明するか」を考えておきましょう。


面接時間は公式の案内を確認する

「KMDの面接は何分くらいですか?」という点は、多くの受験生が気になるところです。

ただし、現在公開されている募集要項では、第2次選考の日程やオンラインで実施することは示されているものの、受験生一人あたりの口頭試問の所要時間について具体的な記載はありません。

そのため、「30分程度」「1時間程度」といった過去の体験談や一般的な大学院面接の時間を、そのままKMDの面接時間だと考えるのは避けたほうがよいでしょう。

第1次選考を通過すると個別に詳細が案内されるため、実際の面接時間や当日の流れについては、その案内を必ず確認してください。

対策としては、面接時間を予想するよりも、同じ内容を30秒、1分、3分程度と長さを変えて説明できるように練習しておくほうが実践的です。


Webカメラ・ヘッドホン・マイクを準備する

KMDの募集要項では、オンライン面接に必要な機器についても案内されています。

受験する際には、正常に動作するWebカメラ、ヘッドホン、マイクを準備する必要があります。また、スピーカーの使用は認められていません。

面接直前になって「マイクが認識されない」「イヤホンから音が出ない」と慌てないためにも、数日前までには実際にZoomを使って確認しておきましょう。

自分の声が相手にどの程度聞こえているのか、カメラの位置は適切か、顔が暗く映っていないかなども確認します。

オンライン面接では通信環境も重要です。可能であれば、本番と同じ場所、同じパソコン、同じインターネット環境で模擬面接を行っておくと安心です。


バーチャル背景は使えない

オンライン会議では背景を隠すためにバーチャル背景を使う方も多いですが、KMDの第2次選考ではバーチャル背景を使用しないよう案内されています。

そのため、面接前には実際にカメラに映る場所を確認しておきましょう。

背景に生活用品が大量に映り込んでいたり、人が頻繁に通ったりする環境は避け、できるだけ落ち着いて受験できる場所を用意します。

豪華な部屋や特別な設備は必要ありません。重要なのは、面接官とのやり取りに集中でき、音や人の出入りによって邪魔されない環境であることです。


面接中は一人で受験する

KMDの募集要項では、口頭試問中は受験生が一人で部屋にいることも求められています。

家族や友人、指導者などが同じ部屋に入り、回答をサポートすることはできません。

自宅で受験する場合には、家族や同居人に面接時間を事前に伝え、その時間帯には部屋へ入らないようお願いしておきましょう。チャイムや電話の音などについても、可能な範囲で対策しておくと安心です。

また、カフェやオープンスペースなど、周囲に人がいる場所での受験は適していません。本番に集中できる個室を確保しておきましょう。


Zoomや通信環境が不安ならアクセステストも確認

KMDでは、第1次選考を通過した方のうち、Zoomを利用した経験がない方や、インターネット接続に大きな不安がある方を対象として、アクセステストに参加できる仕組みが案内されています。

アクセステストを利用する場合には、原則として本番の面接で使用する予定の部屋と同じ場所から参加することが求められています。

つまり、単純にZoomへ接続できるかだけではなく、本番と同じ環境で通信や機器を確認することが重要だということです。

アクセステストへの参加方法などは、第1次選考通過後の案内を確認してください。


オンラインだからこそ「短く答える」練習が重要

オンライン面接では、対面以上に長い回答が伝わりにくくなることがあります。

英語で完璧に説明しようとするあまり、一つの質問に何分も話し続けてしまうと、何が結論なのか分かりにくくなります。

おすすめしたいのは、「結論、理由、具体例」という順番を意識することです。

まず質問に対する答えを短く示し、その理由を説明し、必要に応じて具体的な経験や研究内容を補足します。質問された内容に対して、最初に答えを返すことを意識しましょう。

また、質問が聞き取れなかった場合に備えて、もう一度質問してもらう英語表現も練習しておくと安心です。


本番に近い環境で模擬面接をする

KMDの面接対策では、回答内容を考えるだけではなく、実際にZoomを使って練習することをおすすめします。

パソコンのカメラに向かって英語を話すと、対面とは違った話しにくさを感じることがあります。相手の反応が小さく見えるため、「伝わっているのだろうか」と不安になり、必要以上に話し続けてしまうこともあります。

模擬面接では、志望理由や研究テーマについて質問してもらうだけでなく、あえて想定外の質問を入れてもらうと効果的です。

志樹舎でも、本番のオンライン環境を意識した模擬面接を行い、回答内容だけでなく、英語での伝え方、回答の長さ、画面上での印象などを確認していくことが重要だと考えています。


まとめ

KMDの第2次選考は、英語による口頭試問をオンラインで実施する形式です。現在の募集要項ではZoomを利用し、Webカメラ、ヘッドホン、マイクを準備すること、スピーカーやバーチャル背景を使用しないこと、受験中は一人で部屋にいることなどが案内されています。

一方、面接の具体的な所要時間については、公開されている募集要項に明確な記載はありません。第1次選考通過後に通知される個別案内を必ず確認しましょう。

面接対策では、研究テーマや志望理由を英語で準備するだけでなく、本番と同じオンライン環境で話す練習を行うことが重要です。通信環境、機器、背景、音声などを事前に確認し、当日は回答の内容だけに集中できる状態をつくっておきましょう。

オンライン面接は、準備できる部分が非常に多い試験です。機器や環境については早めに確認を済ませ、残りの時間を研究内容と英語での受け答えの練習に使うことをおすすめします。


※本記事は執筆時点の情報をもとに作成しています。KMDの第2次選考の実施方法、使用するオンライン会議システム、使用言語、必要な機器、面接日時、アクセステストの有無などは年度や入試期によって変更される場合があります。第1次選考通過後に個別の指示が示される場合は、その内容を最優先してください。受験の際は、必ず慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の公式サイトおよび最新の募集要項をご確認ください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。