専任教員の動画紹介を活用しよう!自分の関心領域とマッチする慶應SDM教員の探し方
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今回のテーマは「専任教員の動画紹介を活用しよう!自分の関心領域とマッチする慶應SDM教員の探し方」です。
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科、通称慶應SDMへの進学を考える際、多くの受験生が悩むのが指導教員の選び方です。
大学院では、学部までの学びとは異なり、自分の研究テーマに沿って指導教員と相談しながら研究を進めます。そのため、大学名や研究科名だけで進学先を決めるのではなく、自分が取り組みたい研究と教員の専門分野が合っているかを確認することが重要です。
慶應SDMには、工学、経営、組織、社会システム、デザイン、政策など、さまざまな分野を背景に持つ教員が在籍しています。研究テーマも幅広いため、プロフィールの文章だけでは、自分との相性を判断しにくいこともあるでしょう。
そこで活用したいのが、公式サイトに掲載されている「専任教員 動画紹介」です。この記事では、教員紹介動画を見るメリットや、自分に合う教員を探す手順、事前コンタクトに向けた準備について解説します。
なぜ指導教員選びが重要なのか
大学院で研究を進める上では、研究テーマと指導教員の専門性が近いことが大切です。ただし、同じ言葉を研究テーマに使っているからといって、必ずしも研究内容が一致するとは限りません。
例えば、「組織変革」を扱う場合でも、企業経営の視点から研究する教員もいれば、働く人の行動や心理、情報システム、プロジェクトマネジメントの視点から研究する教員もいます。
また、研究対象が似ていても、アンケートやインタビューを中心にするのか、数値データを分析するのか、事例研究を行うのかによって、研究の進め方は変わります。
指導教員を選ぶ際は、扱っているテーマだけでなく、どのような問題意識を持ち、どのような方法で研究しているのかまで確認する必要があります。
教員との方向性が合っていれば、研究テーマを深めやすくなります。一方で、専門分野や研究方法が大きくずれていると、入学後に研究計画を大幅に見直すことになるかもしれません。
動画紹介で教員の研究を具体的に理解する
教員紹介ページには、専門分野、研究テーマ、経歴、論文などが掲載されています。これらは教員を知る上で重要な情報ですが、専門用語が多く、初めて読む受験生には理解しにくい場合があります。
動画紹介では、教員本人が研究の背景や目的を説明するため、文章だけを読むよりも研究内容を具体的にイメージしやすくなります。
どのような社会課題に関心を持っているのか、その課題をなぜ研究する必要があるのか、研究成果を社会にどう活かそうとしているのかに注目して視聴してみましょう。
動画を見ながら、自分の問題意識と重なる言葉や、さらに調べたいテーマを書き出しておくと、その後の教員選びや研究計画の作成に役立ちます。
一度見ただけで判断せず、気になった教員の動画は複数回視聴し、公式プロフィールや研究業績と照らし合わせることをおすすめします。
話し方や指導の雰囲気を知る手がかりになる
動画からは、文章だけでは分かりにくい教員の話し方や雰囲気も感じ取れます。
大学院では、研究計画の修正、調査方法の検討、論文の執筆などについて、指導教員と継続的に議論します。そのため、「この教員の説明は理解しやすいか」「この研究への向き合い方に共感できるか」という感覚も大切です。
ただし、短い紹介動画だけで、実際の指導方法や相性をすべて判断することはできません。動画はあくまで教員を知るための入口として利用しましょう。
動画を見て関心を持った後は、研究業績、担当授業、研究室の活動なども確認し、複数の情報から判断する必要があります。
複数の教員を比較して研究科全体を知る
最初から一人の教員だけに絞るのではなく、関心の近い教員の動画を複数見ることも重要です。
慶應SDMは学際的な研究科であるため、一つの課題に対して複数の方向から研究できる可能性があります。
例えば、地域交通を研究したい場合、技術、都市政策、利用者体験、組織運営、データ分析など、さまざまな視点が考えられます。複数の教員を比較することで、自分が本当に重視したい視点が見えてくることもあります。
また、第一希望の教員だけでなく、関連する専門性を持つ教員も把握しておけば、研究テーマを広い視点から見直せます。
教員探しは、指導を希望する相手を決める作業であると同時に、自分の研究テーマを具体化する作業でもあります。
教員を探す前に自分の関心を整理する
教員の動画を次々に見るだけでは、情報が多すぎて判断できなくなることがあります。視聴前に、自分の関心を簡単に整理しておきましょう。
まず、「どのような社会課題に関心があるのか」を一文で書きます。次に、「誰が困っているのか」「なぜその問題が起きていると思うのか」「自分の経験とどのような関係があるのか」を考えます。
さらに、その課題について何を明らかにしたいのか、どのような変化を生み出したいのかを整理します。
この段階では、完成された研究計画である必要はありません。自分が大切にしたい問題意識を言葉にしておくだけでも、動画を見る際の基準になります。
教員の研究内容に自分を無理に合わせるのではなく、自分の関心と教員の専門性がどこで重なるのかを探すことが大切です。
論文や研究プロジェクトも確認する
動画を見て気になる教員が見つかったら、その教員の論文や研究プロジェクトも確認しましょう。
論文のすべてを最初から細かく理解する必要はありません。まずはタイトルや要旨を読み、どのような対象を、どのような視点で研究しているのかを把握します。
最近の研究テーマだけでなく、過去から現在までの研究の流れを見ることも有効です。教員が長く取り組んでいるテーマや、近年関心を広げている分野が分かります。
また、研究プロジェクトに企業、行政、海外の大学などが関わっている場合は、自分が希望する研究環境と合っているかを考える手がかりになります。
事前コンタクトでは、動画を見た感想だけでなく、実際の研究内容を踏まえて連絡することで、志望の本気度を伝えやすくなります。
事前コンタクトでは何を伝えるか
慶應SDMへの出願を考える際は、教員への事前コンタクトに関する案内を確認し、余裕を持って準備しましょう。
事前コンタクトでは、自分の経歴を長く説明するだけではなく、研究したい課題を簡潔に伝えることが重要です。
どのような問題に関心があり、なぜその教員の研究と関係があると考えたのか、慶應SDMで何を明らかにしたいのかを整理します。
「動画を見て興味を持ちました」だけでは不十分です。動画や論文のどの部分に関心を持ち、それが自分の研究テーマとどのようにつながるのかまで説明しましょう。
また、研究方法や対象がまだ十分に固まっていない場合でも、現在考えている範囲を正直に示した上で、どの点を相談したいのかを明確にすることが大切です。
事前コンタクトで注意したいこと
事前コンタクトは、教員に自分を売り込むためだけの場ではありません。自分の研究テーマが慶應SDMで実施できるか、希望する教員から指導を受けられる可能性があるかを確認する機会でもあります。
教員の専門性と合わない場合や、研究テーマを見直した方がよい場合には、その点を受け止める柔軟さも必要です。
また、事前コンタクトの受付期間、フォームの利用方法、送信内容の扱いなどは、最新の案内を確認してください。教員からの返信に時間がかかる場合もあるため、出願直前に連絡するのは避けましょう。
複数の教員に関心がある場合でも、それぞれに異なる内容を場当たり的に送るのではなく、自分の研究テーマや志望理由に一貫性を持たせることが重要です。
まとめ
慶應SDMの専任教員動画紹介は、教員の研究内容や問題意識を理解するための有効な手がかりです。
動画では、文章だけでは分かりにくい研究の目的や社会的な意義、教員の話し方や研究への姿勢を知ることができます。
ただし、動画だけで指導教員を決めるのではなく、公式プロフィール、論文、担当授業、研究プロジェクトなども確認しましょう。
教員を探す前に自分の問題意識を整理し、自分の関心と教員の専門性がどこで重なるのかを考えることが重要です。
その上で、事前コンタクトでは、なぜその教員のもとで研究したいのか、自分がどのような課題に取り組みたいのかを具体的に伝えましょう。丁寧な教員研究と一貫した研究計画が、納得できる進学先選びと入試準備につながります。
注意事項:専任教員の在籍状況、研究内容、指導可能なテーマ、動画紹介の掲載内容、事前コンタクトの方法や受付期間、入試制度などは年度によって変更される場合があります。受験準備を進める際は、必ず慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の公式サイト、各教員の最新プロフィールおよび募集要項をご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。

