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「慶應義塾大学大学院の院試対策ガイド」をご覧いただき、ありがとうございます。
今回のテーマは
「慶應経済・院試の研究計画書の考え方」です。
慶應義塾大学大学院の経済学研究科を目指す方にとって、研究計画書は合否を左右する重要な書類です。
これまでの連載では、「入学者受入の方針」「教育課程の方針」「学位授与の方針」という3つのポリシーについて整理してきました。
最終回となる今回は、それらを踏まえながら、研究計画書をどのようにまとめていくかを解説します。
難しく考える必要はありません。ポイントは、大学が求めていることに対して、自分がどう応えられるかを整理することです。
先行研究を踏まえてテーマを説明する
研究計画書を書くときに、最初に意識したいのが、先行研究との関係です。
単に「自分はこのテーマに興味があります」と書くだけでは、説得力が十分とは言えません。
大切なのは、そのテーマについてこれまでにどのような研究が行われてきたのかを整理することです。
すでに明らかになっていることは何か。
まだ十分に解明されていない点はどこか。
自分はその中でどの部分に取り組もうとしているのか。
この流れで説明できると、研究としての位置づけがはっきりします。
また、論文を読み取る力があることも、自然と伝わります。
カリキュラムとのつながりを示す
次に大切なのは、自分の研究テーマと慶應経済の学びとの関係です。
慶應経済では、研究分野が複数の領域に分かれて整理されています。
その中で、自分のテーマがどの分野に位置づけられるのかを考えてみてください。
例えば、労働や産業に関するテーマであれば、産業・労働の分野と関係が深くなります。
環境問題を扱う場合は、環境関連の分野に位置づけられることが考えられます。
こうした整理をしておくと、「なぜ慶應経済なのか」という問いにも答えやすくなります。
さらに、授業や演習をどのように活用したいのかも考えておくと、より具体的な計画になります。
入学後にどのように学び、研究を進めていきたいのかをイメージすることが大切です。
研究の目的と将来の方向性をつなげる
研究計画書では、その研究を通して何を明らかにしたいのかだけでなく、その先も見られています。
研究者として学問を深めていきたいのか。
実務の場で経済学の知識を活かしたいのか。
どちらを目指す場合でも、自分の研究が将来どのようにつながるのかを考えておくと、志望理由に一貫性が出てきます。
また、研究の中で自分なりの視点をどのように持つのかも重要です。
既存の研究を踏まえたうえで、自分はどのような考え方や方法で取り組むのか。
この点を丁寧に説明できると、研究計画書としての完成度が高まります。
面接につながる計画書を意識する
研究計画書は提出して終わりではありません。
面接では、その内容について質問されることが多くあります。
そのため、自分で説明できる内容になっているかを意識しておくことが大切です。
難しい言葉を並べる必要はありません。
なぜこのテーマを選んだのか。
どのように研究を進めていきたいのか。
将来どのように活かしたいのか。
これらを自分の言葉で説明できるようにしておくと、面接でも落ち着いて答えやすくなります。
まとめ|研究計画書は大学へのメッセージ
研究計画書は、自分のやりたいことを伝えるだけのものではありません。
大学が求めていることに対して、自分がどのように応えられるのかを示すものです。
先行研究を踏まえたテーマ設定
カリキュラムとのつながり
将来の方向性との一貫性
この3つを意識することで、研究計画書の内容はより伝わりやすくなります。
これまでの連載で整理してきた内容を振り返りながら、自分の計画を一度見直してみてください。
その積み重ねが、合格に向けた大きな一歩になります。
※本記事は一般的な情報整理の観点から解説しています。最新の入試要項や出願条件などの詳細については、必ず慶應義塾大学大学院の公式サイトをご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。

