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今回のテーマは
薬学研究科の面接で評価が一気に下がるNG回答集です。
薬学研究科の面接では、
「大きな失敗をした覚えはないのに落ちた」
という声が非常に多く聞かれます。
その理由は、
減点されやすい“典型的な答え方”が存在するからです。
1. 「できます」「問題ありません」が危険な理由
薬学研究科の面接で最も多いNGが、
「できます」
「問題ありません」
という即答です。
一見、自信があって前向きに見えますが、
面接官の目には次のように映ります。
- 研究の不確実性を理解していない
- 仮説検証の難しさを軽視している
- 修士研究を単純作業だと思っている
研究では、
- 想定通りに進まない
- 結果が仮説と合わない
ことが前提です。
それを踏まえずに「できます」と言い切ると、
研究者としての視点が欠けていると判断されやすくなります。
2. 技術説明に終始する回答
次に多いのが、
- 実験手法の詳細説明
- 試薬・条件・装置の話ばかり
で回答が終わってしまうケースです。
この場合、
- 研究の問いが見えない
- なぜその方法なのかが不明
- 結果の意味づけが弱い
という評価になります。
面接官が知りたいのは、
- その実験で何を明らかにしたいのか
- 結果が出たら、何が言えるのか
という研究としての核心です。
3. 「実務・実験経験があるから大丈夫」という姿勢
薬学研究科では、
- 企業研究所勤務
- 実験経験が豊富
- 技術職としての実績
を持つ受験生も少なくありません。
しかし面接で、
「経験があるので大丈夫です」
というスタンスを取ると、
- 指導を受ける姿勢が弱い
- 学ぶ場として大学院を捉えていない
と見られることがあります。
評価されるのは、
経験の量ではなく、経験を研究に変換できるか
という点です。
4. 想定外の質問で黙り込んでしまう
面接では、
- 仮説が違っていたらどうするか
- 別の解釈は考えられるか
といった、
想定外の質問が投げられることがあります。
ここで黙り込んでしまうと、
- 研究的思考が止まる
- 対話が成立しない
という印象を与えてしまいます。
正解を即答する必要はありません。
- 「今の時点ではこう考えています」
- 「別の可能性としては〜が考えられます」
と、考える姿勢を示すことが重要です。
5. 研究を「証明」しようとする回答
NGになりやすいのが、
- 自分の仮説が正しいことを示したい
- 研究の結論を断定的に語る
という回答です。
研究は、
- 正しさを主張する場
- ではなく
- 仮説を検討する場
です。
結論を固定してしまうと、
- 研究としての柔軟性がない
- 指導で変わらない
と評価されやすくなります。
6. 面接官が引っかかる「一言」
最後に、
評価が一気に下がりやすい一言を整理します。
- 「とりあえずやってみます」
- 「入ってから考えます」
- 「先生に教えてもらえれば」
これらはすべて、
- 研究設計ができていない
- 主体性が弱い
という印象につながります。
まとめ 薬学研究科の面接は「減点ポイント」を避けることが重要
薬学研究科の面接では、
- 派手なアピール
- 知識量での勝負
は必要ありません。
重要なのは、
研究の不確実性を理解した上で、
問い・仮説・方法を冷静に説明できるか
という点です。
「できる」と言い切らず、
「どう考えているか」を語る。
この姿勢が、評価を大きく左右します。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


