慶應SDMの2次選考・面接完全ガイド|形式・時間・当日の流れと対策ポイント

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今回のテーマは「慶應SDMの2次選考・面接完全ガイド|形式・時間・当日の流れと対策ポイント」です。


慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科、通称慶應SDMの1次選考を通過した受験生が、次に臨むのが2次選考です。

1次選考を突破した時点で、これまでの経歴や研究テーマ、提出書類の内容について一定の評価を得ていると考えられます。しかし、最終的な合格を得るためには、自分の研究計画や志望理由を口頭で分かりやすく説明し、教員からの質問へ的確に答えなければなりません。

面接では、話し方のうまさだけが見られるわけではありません。研究テーマへの理解、慶應SDMとの適合性、学ぶ意欲、質問に対して論理的に考える力などが総合的に確認されると考えられます。

この記事では、慶應SDMの2次選考に向けて確認したい日程、当日の準備、面接で意識したいポイントを解説します。


慶應SDMの2次選考日程

2026年度に実施される入学試験では、I期・II期・III期ごとに2次選考の日程が設定されています。

I期の2次選考は2026年6月21日、2次選考の合格発表は6月23日午後1時です。

II期の2次選考は2026年10月25日、合格発表は10月27日午後1時です。

III期の2次選考は2027年2月6日、合格発表は2月9日午後1時となっています。

受験する期を決めた段階で、2次選考日は終日予定を空けておくことをおすすめします。社会人受験生の場合は、仕事や出張、休日出勤と重ならないよう、早めに予定を調整しておきましょう。


試験時間は研究科から指定される

2次選考の試験時間は、1次選考の合格発表時に慶應SDM研究科から指定されます。

受験生の希望による時間変更や調整は行われないため、「午前中は仕事がある」「午後は別の予定がある」といった事情があっても、希望する時間を選べるとは限りません。

1次選考の合格発表を確認したら、自分に指定された集合時間、試験時間、実施方法、会場などを必ず確認してください。

案内を見落とさないよう、合格発表後は公式サイトや出願時に登録したメールアドレスをこまめに確認することも大切です。


面接形式や所要時間は最新案内で確認する

面接の具体的な形式、面接官の人数、所要時間、対面またはオンラインのどちらで実施されるかについては、必ず受験年度の入学試験要項や1次選考合格後の案内を確認してください。

一般的な大学院入試では、一人の受験生に対して複数の教員が質問する個人面接形式が多く見られます。ただし、慶應SDMの実際の実施形式が毎回同じとは限りません。

面接時間についても、短時間の口頭試問となる場合もあれば、研究計画について詳しく確認される場合もあります。

過去の受験情報だけを前提にせず、研究科から通知された内容を正確に確認した上で準備を進めましょう。


面接当日に準備したい持ち物

対面で実施される場合は、研究科から指定された受験票や本人確認書類、筆記用具などを準備します。

あわせて、出願時に提出した研究計画書、志望理由、経歴書などの控えも持参できるようにしておくと安心です。

控室で書類を確認できる場合に備え、重要な部分へ付箋を貼ったり、研究目的や方法を簡潔にまとめたメモを用意したりしておくとよいでしょう。

オンラインで実施される場合は、パソコン、通信環境、カメラ、マイクの動作確認が必要です。面接当日に初めて接続するのではなく、事前に同じ環境で模擬面接を行いましょう。

使用する端末の充電、背景、照明、音声の聞こえ方も確認しておくことが大切です。


服装は清潔感と誠実さを重視する

面接の服装について個別の指定がない場合は、社会人・学生を問わず、落ち着いたスーツやビジネスに適した服装が無難です。

高価な服を用意する必要はありません。サイズが合っているか、しわや汚れがないか、髪型や靴を含めて清潔感があるかを確認しましょう。

オンライン面接の場合も、画面に映る上半身だけを整えるのではなく、対面面接と同じ意識で準備することをおすすめします。


当日の基本的な流れをイメージする

対面での面接では、指定された時間までに会場へ到着し、受付を済ませた後、案内に従って待機する流れが一般的です。

交通機関の遅延やキャンパス内での移動時間を考え、集合時間より余裕を持って到着しましょう。ただし、必要以上に早く会場へ入ると、受け入れ準備が整っていない場合もあるため、研究科からの案内に従ってください。

入室後は、受験番号や氏名の確認から始まり、志望理由、研究計画、これまでの経験などについて質問される可能性があります。

面接終了後の流れについても、会場の案内や教員の指示に従いましょう。


研究計画を短時間で説明できるようにする

面接対策で最初に準備したいのが、研究計画を短く説明する練習です。

研究計画書の文章を最初から最後まで読み上げるのではなく、問題意識、研究目的、研究方法、期待する成果を簡潔にまとめます。

例えば、最初に「私は〇〇という課題について研究したいと考えています」と研究テーマを示します。

次に、その課題に関心を持った背景と、現在どのような問題が残されているのかを説明します。その上で、どのような対象や方法で研究し、何を明らかにしたいのかを伝えます。

一分程度、三分程度など、複数の長さで説明できるように練習しておくと、面接官からの指示に対応しやすくなります。


提出書類との一貫性を確認する

面接では、出願時に提出した研究計画書や志望理由をもとに質問される可能性があります。

提出後に研究への理解が深まり、考え方が変わること自体は問題ではありません。ただし、書類と口頭説明が大きく異なる場合は、なぜ変更したのかを説明できるようにしておきましょう。

研究テーマ、対象、研究方法、希望教員、修了後の目標について、自分が何を書いたのかを改めて確認します。

他者に添削してもらった書類であっても、最終的には自分の言葉で説明できなければなりません。書類内の用語や理論について質問されても答えられるようにしておきましょう。


なぜ慶應SDMなのかを明確にする

面接では、「なぜほかの大学院ではなく慶應SDMなのか」と質問される可能性があります。

「有名な大学だから」「実践的だから」「幅広く学べるから」といった抽象的な回答では、志望の必然性が伝わりません。

自分が解決したい課題には、技術、組織、人間、制度など複数の要素が関係していることを説明し、その課題へ取り組むために慶應SDMの学際的な環境が必要であるとつなげましょう。

教員の研究内容、授業、研究プロジェクトなども確認し、慶應SDMで具体的に何を学びたいのかを説明できるようにしてください。


研究方法への質問に備える

研究計画の面接では、研究テーマの面白さだけでなく、実際に研究として成立するかも確認されます。

誰を対象に調査するのか、どのようにデータを集めるのか、研究期間内に実施できるのかといった質問を想定しておきましょう。

インタビューやアンケートを行う場合は、対象者の人数や選び方、分析方法について説明できると安心です。

現時点で完全な研究方法が決まっていなくても構いません。ただし、何も考えていない状態ではなく、現時点での案と今後検討したい点を分けて説明することが大切です。


厳しい質問にも落ち着いて対応する

面接では、研究計画の弱点や実現可能性について、厳しく聞かれる場合があります。

質問を否定や攻撃と受け取らず、自分の研究を改善するための確認と考えましょう。

分からない質問に対して、無理に知っているふりをする必要はありません。「現時点では十分に検討できていませんが、〇〇という方向から確認したいと考えています」と、分かる範囲と今後の課題を分けて答える方が誠実です。

質問の意味が分からない場合は、勝手に解釈して答えず、確認してから回答しましょう。


社会人は仕事との両立を説明できるようにする

社会人受験生の場合は、勤務と学業をどのように両立するのかを聞かれる可能性があります。

勤務先の理解、勤務時間、通学可能な曜日、研究時間の確保など、現実的な計画を整理しておきましょう。

「頑張ります」という気持ちだけではなく、平日は何時間、休日は何時間学習時間を確保するのか、繁忙期にはどう対応するのかまで考えておくと説得力が増します。


事前コンタクトの内容も振り返る

慶應SDMでは、出願前に教員との事前コンタクトが必要です。

事前コンタクトで伝えた研究テーマ、教員から受けた質問や回答、自分がどのように研究計画を修正したのかを振り返りましょう。

申込みフォームで送信した内容は専任教員全員に共有されます。事前コンタクト、出願書類、面接での回答に大きな矛盾が生じないよう注意してください。

また、各期の出願締切日から2次選考の合格発表までは、事前コンタクト申込みフォームが閉鎖されます。面接直前に教員へ追加の相談をするのではなく、手元の資料とこれまでのやり取りをもとに準備を進めましょう。


まとめ

慶應SDMの2次選考では、指定された試験時間を変更することはできません。実施日は終日予定を空け、1次選考の合格発表後に案内される時間や会場を必ず確認しましょう。

面接対策では、提出した研究計画書や志望理由を読み返し、自分の言葉で説明できる状態にすることが重要です。

研究テーマを短時間で説明する練習に加え、なぜ慶應SDMなのか、研究方法は現実的か、修了後にどのように成果を活かすのかについても準備してください。

厳しい質問を受けても、無理に正解を作ろうとせず、質問の意図を確認しながら、現時点での考えを論理的に伝えましょう。

面接は、暗記した回答を発表する場ではありません。研究への理解、学ぶ姿勢、教員と対話しながら考えを深められる力を伝える場として、落ち着いて臨むことが大切です。


注意事項:本記事は、慶應SDMの2次選考に向けた一般的な大学院面接の準備方法を含めて作成しています。面接形式、所要時間、面接官の人数、会場、オンライン実施の有無、持ち物、服装、質問内容、選考方法などは年度や入試区分によって変更される場合があります。受験準備を進める際は、必ず慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の公式サイト、最新の入学試験要項および1次選考合格後に通知される案内をご確認ください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。