
【教員紹介まとめ】慶應KMDにはどんな先生がいる?多彩な教授陣を一挙紹介
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今回のテーマは「【教員紹介まとめ】慶應KMDにはどんな先生がいる?多彩な教授陣を一挙紹介」です。
これまでKMD(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)の院試対策として、入試制度や出願書類、面接対策などを取り上げてきました。実際に出願準備を進める段階で、ぜひ時間をかけて調べておきたいのが、KMDにはどのような教員がいるのかという点です。
KMDには、テクノロジー、デザイン、社会科学、ビジネス、アートなど、異なる領域を背景に持つ教員が集まっています。今回は、これから全29回にわたってお届けする教員紹介シリーズの導入編として、KMDの教員陣の全体像と、教員について調べることが院試対策にどうつながるのかを解説します。
KMDの教員を知ることが出願準備につながる理由

大学院を選ぶとき、大学名や研究科名だけを見て志望校を決めてしまうのはおすすめできません。大学院では、自分が取り組みたい研究と、そこで行われている研究との接点を考えることが重要だからです。そのため、KMDを志望するのであれば、どのような教員が在籍し、それぞれが何を研究しているのかを調べておく必要があります。
たとえば、志望理由の中で「テクノロジーとデザインについて学びたい」とだけ説明しても、自分がKMDで何をしたいのかは十分に伝わりません。そこから一歩踏み込み、関心のある教員やリアルプロジェクトについて調べ、自分の経験や問題意識とどのような接点があるのかを整理すると、研究したい内容が具体的になります。
教員研究を行う目的は、有名な先生の名前を覚えることではありません。自分がこれまで何をしてきたのか、KMDで何に取り組みたいのか、なぜその環境が必要なのかという流れを整理するための材料を集めることにあります。これは出願書類だけでなく、面接で研究テーマやKMDを志望する理由を説明するときにも役立ちます。
工学から社会科学まで広がる専任教員の研究分野
KMDの特徴のひとつは、ひとつの学問分野だけでは説明できない幅広い教員構成です。専任教員には、ハプティクス、VR、人間拡張などを研究する南澤孝太教授のように、先端技術を軸として研究を進める教員がいます。一方で、科学技術と社会の関係を考える標葉隆馬准教授のように、社会科学的な視点から研究に取り組む教員もいます。
また、実社会との接点を持ちながら活動してきた教員がいることも特徴です。時計ブランドNOOKAの創業者であるMatthew Waldman教授、NPO法人CANVAS理事長としてこどもと創造性に関わる活動を続けてきた石戸奈々子教授、経済官僚としての経歴を持ち、経済評論家としても活動する岸博幸教授など、それぞれ異なる実務経験を持つ教員が研究・教育に携わっています。
さらに、核融合スタートアップの創業などに携わる武田秀太郎准教授、日本のインターネットの発展に関わってきた加藤朗教授や砂原秀樹教授など、研究と社会とのつながりを考える上で注目したい教員もいます。KMDの修士課程・博士課程で学び、その後研究者として活動している佐藤千尋准教授や沈熙明特任助教のような教員がいる点も興味深いところです。
特任教員から見えるKMDの研究環境

KMDの教員について調べる際は、専任教員だけではなく特任教員にも目を向けてみましょう。教員紹介シリーズでは、Giulia Barbareschi特任准教授、Kai Kunze教授、水口哲也特任教授など、それぞれ異なる専門性や経歴を持つ教員についても取り上げていきます。
たとえば、Giulia Barbareschi特任准教授は理学療法士としての背景を持ち、障害とテクノロジーに関わる研究に取り組んでいます。Kai Kunze教授はウェアラブルコンピューティングなどを研究しています。また、水口哲也特任教授は「Rez」などのゲーム作品を手がけてきたクリエイターとして知られています。
このほか、自ら会社を経営しながら研究活動を続ける堀江新特任講師や、理化学研究所で「代替現実システム」の開発に携わってきた脇坂崇平特任助教など、研究だけでは捉えきれない経験を持つ教員もいます。こうした教員構成からも、KMDでは研究と実社会の活動を切り離すのではなく、両者を行き来しながらテーマを深めていく可能性があることが分かります。
自分に合った教員を探すときの3つの視点
多くの教員がいると、誰から調べればよいのか迷うかもしれません。その場合は、まず自分のこれまでの経験や専門性と重なる研究をしている教員を探してみましょう。仕事、大学で学んだこと、制作活動、社会活動など、自分がすでに持っている経験から考えると接点を見つけやすくなります。
次に考えたいのが、現在の専門分野が直接一致していなくても、自分の問題意識の根本に近い研究をしている教員がいないかという視点です。KMDは複数の分野を横断して研究することが考えられる環境です。そのため、研究手法や対象が違っていても、「何を社会の課題として捉えているのか」という部分で接点が見つかる場合があります。
さらに、自分が今後身につけたい能力や広げたい領域から教員を見る方法もあります。現在の自分と完全に一致する教員だけを探すのではなく、「この環境で学ぶことで、自分の研究をどの方向へ発展させられるか」という視点を持つと、教員研究の幅が広がります。
教員研究を志望理由や面接対策に生かす

気になる教員が見つかったら、名前と専門分野だけで終わらせず、その教員がどのような研究に取り組んでいるのかを詳しく確認してみましょう。教員プロフィールだけではなく、公開されている研究内容やリアルプロジェクトなども確認すると、KMDで実際に取り組める研究のイメージを持ちやすくなります。
その上で、「自分のこれまでの経験」「現在感じている問題意識」「KMDで取り組みたいこと」「関心のある教員や研究との接点」を自分の言葉で整理してみてください。この流れがつながっていれば、志望理由にも一貫性を持たせやすくなります。
面接対策でも同様です。教員名を挙げること自体が目的ではなく、なぜその研究に関心を持ったのか、自分ならそこから何を研究したいのかまで説明できる状態を目指すことが大切です。これからの教員紹介シリーズも、自分の研究テーマを具体化するための情報収集として活用してみてください。
まとめ
KMDには、工学、デザイン、社会科学、ビジネス、アートなど、多様な背景を持つ教員が在籍しています。さらに、研究者としての活動だけでなく、企業、NPO、クリエイティブ分野、技術開発など、実社会での経験を持つ教員がいることも特徴のひとつです。
院試対策として重要なのは、この多彩な教員の中から単に有名な先生を探すことではありません。自分の経験や問題意識、将来取り組みたい研究と照らし合わせながら、自分にとって意味のある接点を見つけることです。次回以降の全29回の教員紹介では、それぞれの教員の経歴、専門分野、研究活動などを詳しく取り上げていきます。KMDへの進学を検討している方は、自分の研究テーマとのつながりを考えながら読み進めてみてください。
※本記事は記事作成時点の情報をもとに作成しています。入試制度、出願資格、提出書類、カリキュラム、教員の所属・役職・研究内容などは変更される場合があります。受験を検討している方は、必ず慶應義塾大学および慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の公式サイト、最新の入学試験要項をご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


