【KBSの魅力】EMBAプログラムの魅力:次世代経営の担い手へ

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今回のテーマは「【KBSの魅力】EMBAプログラムの魅力:次世代経営の担い手へ」です。

前回は、若い世代を対象としたフルタイムのMBAプログラムについてご紹介しました。今回は、企業や組織の中核を担う社会人に向けた、慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)のExecutive MBA、通称EMBAプログラムについて見ていきます。

「仕事を続けながら経営を本格的に学びたい」「自社の課題をより高い視座から捉え直したい」「将来、経営トップとして組織を動かす力を身につけたい」。そのように考える社会人にとって、KBSのEMBAプログラムは非常に魅力的な選択肢です。

EMBAは、単に知識を増やすためのプログラムではありません。これまでの実務経験を土台にしながら、体系的な経営知識と多様な仲間からの刺激を受け、次世代の経営を担うリーダーへと成長するための場です。

働きながら学べる土曜日中心の2年間

KBSのEMBAプログラムは、4月入学、土曜日を中心とした2年間のプログラムです。

フルタイムで学ぶMBAとは異なり、仕事を続けながら学べるように設計されている点が大きな特徴です。平日は自社や組織の現場で実務に向き合い、土曜日にはKBSの教室で経営理論やケースディスカッションに取り組みます。

この学び方には、社会人ならではの大きな価値があります。

平日の仕事で直面した課題を、週末の教室に持ち込むことができます。そして、授業で得た視点やクラスメートとの議論を、翌週からすぐに自分の職場で試すことができます。

つまり、学びと実務が切り離されていません。

教室で学んで終わりではなく、仕事の現場で検証し、また教室に戻って考え直す。この往復を2年間続けることで、経営を「知識」としてではなく、「実際に使える力」として身につけていくことができます。

対象は次世代経営を担う中核ミドル人材

KBSのEMBAプログラムが想定しているのは、次世代経営の担い手となる中核ミドル人材です。

すでに企業や組織の中で一定の責任を持ち、部下やプロジェクト、事業を任されている方も多いでしょう。

現場の課題は見えている。実務経験もある。けれど、経営全体を見渡す視座や、組織を大きく変えるための理論的な土台がまだ足りない。

そう感じている方にとって、EMBAは非常に意味のある学びになります。

EMBAでは、自分の経験を一度整理し、経営学の体系的な知識と結びつけて考え直します。これまで感覚的に行っていた判断も、理論やフレームワークを通じて捉え直すことで、再現性のある経営力へと変えていくことができます。

地球視点で経営を考える

KBSのEMBAプログラムでは、世界に通用するリーダーシップを養うこと、そして地球視点で経営を最適化する人材を育てることが重視されています。

現代のビジネスは、国内だけで完結しません。

原材料の調達、海外市場への展開、為替、国際情勢、環境問題、人権問題、サプライチェーンのリスクなど、企業経営には世界規模の課題が関わっています。

そのため、経営者には、自社や自部署だけを見るのではなく、社会全体や世界の動きを踏まえて判断する力が求められます。

EMBAで学ぶ「地球視点」とは、単に海外の事例を知ることではありません。自社の経営判断が、社会や市場、環境、顧客、従業員にどのような影響を与えるのかを広く考える姿勢です。

この視座を身につけることで、日々の判断もより深く、より長期的なものになっていきます。

ケースメソッドで実務経験を磨き直す

EMBAでも、KBSの大きな特徴である慶應型ケースメソッドが重要な役割を果たします。

ケースメソッドでは、実際の企業や組織が直面した課題を題材に、「自分ならどう判断するか」を考えます。

EMBAの教室では、すでに豊富な実務経験を持つ社会人同士が議論します。

同じケースを読んでも、メーカーの人、金融業界の人、IT企業の人、医療や行政に関わる人では、見える論点が異なります。

自分の業界では当たり前だった考え方が、他業界の人から見るとまったく違う意味を持つこともあります。

その違いに触れることで、自分の思考の癖や業界の常識に気づくことができます。

EMBAのケースディスカッションは、単なる勉強ではありません。これまで積み重ねてきた実務経験を、他者の視点や経営理論を通じて磨き直す場なのです。

フィールド科目で現場から学ぶ

KBSのEMBAプログラムでは、教室内の学びに加えて、現場に出て学ぶ機会も用意されています。

地域創生に関わる活動や企業見学、海外フィールドなど、実際の社会や企業の現場に触れることで、机上の理論だけでは見えない課題を体感できます。

例えば、地域の課題を考える時、統計や資料を見るだけではわからない現地の空気があります。

企業を訪問すれば、経営理念が現場にどのように浸透しているのか、働く人がどのような表情で仕事をしているのかを直接感じることができます。

経営は、数字や理論だけで完結するものではありません。

現場に足を運び、一次情報に触れ、自分の目で確かめる力も重要です。

EMBAのフィールド科目は、そうした「現場を読む力」を養う貴重な機会になります。

トップマネジメントから直接学ぶ機会

EMBAでは、企業経営者や各分野の第一線で活躍するリーダーから学ぶ機会もあります。

トップマネジメントの言葉には、教科書だけでは得られない重みがあります。

経営者がどのような葛藤を抱え、どのような基準で判断し、どのように組織を動かしてきたのか。

その経験に直接触れることで、学生は自分自身のリーダー像をより具体的に描けるようになります。

特にEMBAで学ぶ社会人にとっては、自分の現在地とトップマネジメントの視座の差を実感する機会にもなります。

その差を知ることは、次の成長への大きなきっかけになります。

一生の財産となる異業種ネットワーク

EMBAの大きな魅力の一つが、異業種の仲間とのネットワークです。

同じ会社や同じ業界だけで仕事をしていると、どうしても視野が狭くなりがちです。

KBSのEMBAには、さまざまな業界や職種の社会人が集まります。

授業では、実務経験に基づいた意見が飛び交います。時には厳しい指摘を受けることもあるでしょう。しかし、その議論を通じて、自分では気づけなかった視点を得ることができます。

2年間、同じ厳しい学びを乗り越えた仲間との関係は、単なる名刺交換では終わりません。

卒業後も、経営判断に迷った時や、新しい事業に挑戦する時に相談できる貴重な存在となるはずです。

まとめ

今回は、KBSのEMBAプログラムの魅力についてご紹介しました。

土曜日を中心に働きながら学べる2年間、実務と学びを往復できる環境、地球視点での経営、慶應型ケースメソッド、フィールド科目、トップマネジメントからの学び、そして異業種ネットワーク。

KBSのEMBAは、すでに実務経験を持つ社会人が、次世代の経営を担うリーダーへと成長するための濃密なプログラムです。

現場での経験を、経営全体を動かす力へと高めたい方にとって、KBSのEMBAは大きな転機になる可能性があります。

これから経営トップを目指したい方、自社や社会をより良い方向へ変えていきたい方は、ぜひEMBAプログラムにも注目してみてください。


※本記事は執筆時点の情報をもとに作成しています。入試制度やカリキュラム、プログラム内容は変更される場合があります。最新情報については、必ず慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)公式サイトをご確認ください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。