― 知らずに落ちる人の共通行動 ―

院試専門オンライン予備校「志樹舎」が運営する
「慶應義塾大学院の院試対策ガイド」をご覧いただき、ありがとうございます。

今回のテーマは
面接でやってはいけないNG対応集 ― 知らずに落ちる人の共通行動 ―
です。

大学院入試の面接では、
「大きな失言をしなければ大丈夫」
と思われがちですが、実際には
本人が気づかないまま評価を落としている行動
が数多く存在します。

この記事では、面接でよく見られるNG対応を整理し、
なぜそれが不合格につながりやすいのかを解説します。


NG対応①「聞かれていないことまで話しすぎる」

緊張すると、

  • できるだけ多く伝えよう
  • 良く見せよう

として、質問の範囲を超えて話してしまう人がいます。

しかし面接官は、
情報量ではなく、質問への適合性
を見ています。

聞かれていないことを話しすぎると、

  • 論点がずれる
  • 思考が整理されていない印象になる
  • 研究の軸が曖昧に見える

というマイナス評価につながります。


NG対応②「とにかく正解を言おうとする」

面接でありがちなNGが、
正解らしい答えを探しにいく姿勢です。

  • 教科書的な表現
  • どこかで聞いた言い回し
  • 無難な一般論

これらは一見安全に見えますが、
「自分で考えていない」
と受け取られるリスクがあります。

大学院面接では、
正解を言う力ではなく、考える力
が評価されます。


NG対応③「分からないことを誤魔化す」

質問に対して、

  • 何となく話をつなぐ
  • 曖昧な表現で逃げる

という対応は、
面接官にはすぐに伝わります。

分からないこと自体は問題ではありません。
問題なのは、

  • 分からない点を自覚していない
  • 研究リスクを軽視している

と判断されることです。

正直に認めた上で、
「どう補うつもりか」を説明する方が、
はるかに評価は高くなります。


NG対応④「研究計画書と違う説明をしてしまう」

面接での説明が、

  • 研究計画書と表現が違う
  • 内容が微妙に変わる
  • 話すたびに焦点がずれる

と、
準備不足または理解不足
と判断されます。

これは、
話が下手だから起きるのではなく、
軸が整理されていない
ことが原因です。


NG対応⑤「質問を“攻撃”だと受け取ってしまう」

面接官の質問は、
否定や批判ではありません。

しかし中には、

  • 指摘されると防御的になる
  • 言い訳が多くなる
  • 感情的な反応をしてしまう

人もいます。

質問は、
研究を成立させるための確認
です。

それを理解できていないと、
指導に耐えられない印象を与えてしまいます。


NG対応⑥「完璧に見せようとする」

大学院面接で、
完璧さを演出しようとすると、

  • リスクを隠す
  • 課題を小さく見せる
  • 成長余地が見えなくなる

という逆効果が生まれます。

大学院側は、
完成した研究者ではなく、
育てられる研究者
を求めています。


NG対応⑦「面接を“プレゼン”だと思っている」

面接を、

  • 自分の研究を売り込む場
  • 一方的に説明する場

と捉えてしまうと、
対話が成立しません。

大学院入試の面接は、
対話を通じた相互確認
です。

質問に耳を傾け、
考えながら答える姿勢がないと、
評価は伸びません。


なぜNG対応は起きてしまうのか

これらのNG対応の多くは、

  • 落ちたくない
  • 良く見せたい
  • 失敗したくない

という、
真面目さや不安の裏返し
から生じています。

しかし大学院入試では、
その姿勢がかえって
評価を下げることがあります。


NG対応を避けるために意識すべきこと

面接で最も大切なのは、

  • 自分の研究を正確に把握している
  • 不足点を自覚している
  • 指導を受ける前提で話せる

という姿勢です。

これが伝われば、
多少言葉に詰まっても、
評価が大きく下がることはありません。


まとめ:面接で落ちる人は「失言」ではなく「姿勢」で落ちている

大学院入試の面接で不合格になる多くのケースは、
一言の失言が原因ではありません。

  • 話しすぎる
  • 誤魔化す
  • 防御的になる

といった、
研究者としての姿勢が伝わらない対応
が積み重なった結果です。

面接で求められているのは、
正しさではなく、
誠実さと一貫性です。


志樹舎 では、大学院入試の各種対策に特化した専門性の高いサポートを行っています。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。