慶應義塾大学大学院KMDの研究計画書における研究背景の書き方

KMDの研究計画書「研究背景」には何を書く?

目次

院試専門オンライン予備校「志樹舎」が運営する「慶應義塾大学大学院の院試対策ガイド」をご覧いただき、ありがとうございます。今回のテーマは「KMDの研究計画書「研究背景」には何を書く?」です。

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)への進学を目指し、研究計画を考えている方の中には、「研究テーマは決まったものの、研究背景に何を書けばよいのか分からない」という方もいるのではないでしょうか。

研究背景は、自分が取り組みたい研究の必要性を読み手に伝えるための重要な部分です。単に社会問題を紹介したり、自分の興味を説明したりするだけでは、なぜその研究を行う必要があるのかが十分に伝わらない場合があります。

特にKMDでは、情報技術、デザイン、メディア表現、経営、教育など、さまざまな領域に関係する研究テーマが考えられます。そのため、研究背景を書く際にも、社会的な課題と技術的・デザイン的な課題をどのように結びつけるのかが重要になります。

この記事では、研究背景に盛り込みたい要素、文章の組み立て方、具体的な研究テーマを使った書き方の例、避けたい表現などを詳しく解説します。

研究計画書における「研究背景」とは?

研究背景とは、自分が取り組もうとしている研究について、どのような状況や問題があり、なぜその研究が必要なのかを説明する部分です。

例えば、「VRを利用した教育について研究したい」というテーマを考えてみましょう。

この場合、VRに関心があることを説明するだけでは、研究背景として十分ではありません。

どのような教育上の課題があり、既存の教育方法では何が難しく、VRを利用することで何を検討できるのかを整理する必要があります。

研究背景は、研究目的や研究方法を説明するための土台になります。背景が曖昧なままでは、その後に続く研究目的の必要性も伝わりにくくなります。

研究背景と研究目的の違いを理解する

研究背景を書く際には、研究目的との違いを理解しておくことが重要です。

研究背景では、研究対象となる分野の現状や、そこに存在する課題を説明します。

一方、研究目的では、その課題に対して自分の研究で何を明らかにしたいのかを説明します。

例えば、オンライン学習を研究する場合、研究背景では、学習者が継続的に学習へ取り組む際にどのような課題があるのかを整理します。

そのうえで、研究目的として「AIによる学習計画の提案が、学習者の学習継続にどのような影響を与えるのかを明らかにする」と設定することが考えられます。

研究背景と研究目的を区別することで、文章全体の論理的なつながりが明確になります。

研究背景には社会的背景と個人的背景を整理する

KMDの研究計画書で社会的背景と個人的背景を整理するイメージ

研究背景を考える際には、社会的背景と個人的背景の両方を整理してみましょう。

社会的背景とは、研究対象となる社会や技術、産業などで、どのような変化や課題が生じているのかという説明です。

例えば、デジタルサービスの普及、オンライン学習の拡大、遠隔コミュニケーション技術の発展などが背景として考えられます。

一方、個人的背景とは、自分がなぜその課題に関心を持つようになったのかという経験や問題意識です。

例えば、仕事で新しいシステムを導入した際に、利用者が操作に苦労していた経験などが挙げられます。

ただし、研究計画書では個人的な経験を長く説明することが目的ではありません。自分の経験を出発点としながら、客観的に検討できる研究上の課題へと発展させることが重要です。

個人的な経験だけでは研究背景として不十分な理由

大学院受験では、自分の経験を研究テーマの出発点にすることがあります。

例えば、「オンライン授業を受けたときに集中できなかった」という経験から、学習環境の研究に関心を持つことが考えられます。

しかし、自分が集中できなかったという経験だけでは、ほかの学習者にも同じ課題があるのかは分かりません。

そのため、関連する先行研究や調査結果を確認し、同様の課題がどのように扱われているのかを調べる必要があります。

個人的な経験は研究への動機として役立ちますが、研究の必要性を説明するためには、客観的な根拠を組み合わせることが大切です。

「現状」と「問題点」を分けて説明する

研究背景を書く際に注意したいのが、現状の説明だけで文章を終わらせないことです。

例えば、「近年、AI技術が発展し、さまざまな分野で利用されている」という説明は、技術の動向を示しています。

しかし、それだけでは、なぜ自分の研究が必要なのかは伝わりません。

そこで、現状に続けて、どのような問題が残されているのかを説明します。

例えば、AIを利用した学習支援に関心がある場合には、既存の支援方法で十分に対応できていない課題があるのかを先行研究から確認します。

現状と問題点を分けて整理することで、研究背景から研究目的へと自然につなげることができます。

研究背景では「なぜ今、その研究が必要なのか」を考える

研究背景に説得力を持たせるためには、なぜその研究に取り組む必要があるのかを考えることが重要です。

例えば、新しい技術が普及しているという事実だけでは、研究の必要性を十分に説明できない場合があります。

重要なのは、その技術の普及によって、どのような新しい課題や検討すべき問題が生じているのかという点です。

また、社会的に重要な課題であっても、すでに十分に研究されている場合には、自分の研究で新たに何を明らかにするのかを説明する必要があります。

研究背景を書く際には、社会的な重要性だけでなく、研究上の必要性にも目を向けましょう。

KMDらしい技術・デザインの視点を取り入れる

KMDへの進学を考える場合には、研究背景の中で技術やデザインとの関係を整理することも重要です。

例えば、高齢者のデジタルサービス利用に関心がある場合、単に高齢者が抱える課題を説明するだけでなく、既存のインターフェースやサービス設計にどのような問題があるのかを考えます。

また、遠隔コミュニケーションに関心がある場合には、既存のオンライン会議システムでどのような情報が伝わりにくいのかを検討することができます。

このように、社会的な課題と技術的・デザイン的な課題を結びつけることで、研究の方向性が具体化します。

ただし、KMDのすべての研究が技術開発を目的とするわけではありません。研究テーマに応じて、デザイン、社会、経営などの適切な視点を選ぶことが大切です。

先行研究を使って研究背景を具体化する

研究背景では、関連する先行研究を確認することが重要です。

先行研究とは、すでに研究者によって行われてきた研究や、その成果を指します。

例えば、VRを利用した教育について研究する場合には、既存のVR教材に関する研究や、学習効果を検証した研究を調べることが考えられます。

また、HCIに関心がある場合には、利用者の操作行動やインターフェースの評価に関する研究を確認できます。

先行研究を読むことで、すでに明らかになっていることと、まだ十分に検討されていないことを整理できます。

研究背景では、既存の研究成果を踏まえたうえで、自分が取り組みたい課題を位置づけることが重要です。

先行研究が見つからないときはどうする?

研究背景を考えていると、関連する先行研究がなかなか見つからないことがあります。

そのような場合には、検索に使っている言葉が適切かどうかを見直してみましょう。

例えば、「スマートグラスの使いやすさ」という言葉だけで検索するのではなく、「ウェアラブルコンピューティング」「HCI」「ユーザビリティ」など、関連する専門用語も調べることが考えられます。

また、日本語だけでなく英語のキーワードを使うことで、関連する研究が見つかる場合もあります。

先行研究が見つからないことを、すぐに研究の新規性と結びつけるのは適切ではありません。

まずは研究分野の用語や検索方法を見直し、関連する研究が存在しないか丁寧に確認することが重要です。

「まだ研究されていない」と断定しない

研究背景でよく見られる表現の一つに、「これまで研究されていない」という説明があります。

しかし、関連する研究を十分に確認せずに、そのように断定することは避けた方がよいでしょう。

自分が知らないだけで、すでに同じテーマに関する研究が行われている可能性があるためです。

例えば、特定の利用者を対象とした研究が少ないと考えられる場合でも、関連する研究の範囲を確認する必要があります。

そのうえで、確認できた先行研究の対象や方法を示し、自分の研究がどの部分を検討するのかを説明すると、より慎重で説得力のある研究背景になります。

研究背景に使うデータや統計の選び方

研究背景の根拠となる統計データや先行研究を調査するイメージ

研究背景では、公的な統計や調査結果を利用することで、課題の規模や現状を説明しやすくなります。

例えば、教育に関する研究では、文部科学省などが公表する調査資料が参考になる場合があります。

また、情報通信技術に関する研究では、総務省などの公的資料を確認することも考えられます。

ただし、統計データを利用する際には、調査対象、調査時期、集計方法などを確認する必要があります。

例えば、特定の年代を対象とした調査結果を、すべての利用者に当てはまる事実として説明することは適切ではありません。

研究背景では、数字の大きさだけでなく、その数字が何を示しているのかを正確に理解することが重要です。

データは多ければよいわけではない

研究背景に説得力を持たせようとして、統計や調査結果を大量に盛り込んでしまうことがあります。

しかし、データが多すぎると、研究の中心となる課題が見えにくくなる場合があります。

例えば、オンライン学習に関する研究であれば、教育全体の統計を数多く紹介するよりも、自分の研究対象に直接関係する調査結果を示した方が分かりやすくなります。

重要なのは、研究背景の中で何を説明するためにそのデータを利用するのかという点です。

データを選ぶ際には、研究目的との関係が明確なものを優先しましょう。

AIと教育をテーマにした研究背景の書き方

ここでは、AIを利用した学習支援を研究する場合を例に考えてみましょう。

まず、研究対象となる学習環境の現状を整理します。例えば、オンライン学習における学習継続の課題に関心がある場合には、関連する先行研究や調査結果を確認します。

次に、既存の学習支援方法でどのような課題が残されているのかを調べます。

そのうえで、AIによる学習計画の提案という方法に注目し、既存の研究では何が明らかになっているのかを確認します。

研究背景の文章例としては、「オンライン学習では、学習者が自ら学習計画を立て、継続的に学習を進める必要がある。本研究では、学習計画の立案を支援する方法に着目し、AIによる提案が学習継続に与える影響を検討する」という構成が考えられます。

ただし、実際の研究計画書では、学習継続に関する課題やAIによる支援方法の有効性について、先行研究などの根拠を示す必要があります。

VRと教育をテーマにした研究背景の書き方

VRを利用した教育研究では、既存の教育方法でどのような課題があるのかを具体的にすることが重要です。

例えば、空間的な理解を必要とする学習内容を対象とする場合には、従来の教材による学習方法や、三次元的な情報提示に関する先行研究を確認します。

そのうえで、VRによる情報提示がどのような学習体験を実現できるのかを検討します。

研究背景では、単にVRが新しい技術であることを説明するのではなく、既存の学習方法に対して、どのような研究上の問いがあるのかを示すことが重要です。

例えば、「中学生の天体学習において、三次元的な情報提示が空間理解に与える影響を検討する」という研究目的につながるように、教育上の課題と既存の研究成果を整理することが考えられます。

HCI・ユーザー中心デザインの研究背景の書き方

HCIやユーザー中心デザインを研究する場合には、利用者がどのような場面で課題を抱えているのかを具体的に説明することが重要です。

例えば、スマートグラスの操作方法を研究する場合には、利用者がどのような環境でデバイスを操作するのかを整理します。

そのうえで、既存の操作方法について、どのような研究が行われているのかを確認します。

研究背景では、「スマートグラスが普及している」という説明だけでなく、特定の利用場面における操作負担や情報提示の課題などを検討することが考えられます。

このように、利用者、利用場面、既存技術、研究上の課題を順番に整理すると、研究目的へつながる背景を作りやすくなります。

起業・スタートアップ研究の背景を書く場合

起業やスタートアップを研究する場合には、社会的な背景だけでなく、企業活動や事業化の過程に関する先行研究を確認することが重要です。

例えば、大学発スタートアップの事業化に関心がある場合には、研究成果の社会実装や技術移転に関する研究を調べることが考えられます。

また、初期顧客の獲得に関心がある場合には、顧客開発や新規事業開発に関する先行研究が参考になります。

研究背景では、「スタートアップは重要である」という一般的な説明だけでなく、どのような事業化の課題に注目するのかを具体化する必要があります。

そのうえで、自分の研究が既存の研究に対してどのような知見を加えるのかを整理しましょう。

研究背景は大きな話から小さな問いへつなげる

研究背景を分かりやすくするためには、社会的な背景から具体的な研究課題へと段階的に説明する方法が有効です。

例えば、最初にデジタル技術の普及という大きな変化を示します。

次に、その中でも特定の利用者や利用場面に注目します。

さらに、既存の技術や研究でどのような課題が残されているのかを説明します。

最後に、その課題を検討するために自分がどのような研究を行いたいのかを示します。

このように、広い背景から具体的な研究上の問いへと進めることで、読み手が研究の必要性を理解しやすくなります。

研究背景と研究目的をつなぐ一文を意識する

研究背景を書き終えた後には、研究目的へ自然につながっているかを確認しましょう。

例えば、研究背景でオンライン学習の継続に関する課題を説明した場合には、その課題に対応する研究目的を示す必要があります。

背景では学習継続の問題を扱っているのに、研究目的ではVR教材の映像表現について検討するといった構成では、両者の関係が分かりにくくなります。

研究背景の最後に、「以上の課題を踏まえ、本研究では何を明らかにするのか」という流れを作ることで、文章全体の一貫性が高まります。

研究背景と研究目的が対応しているかを確認することは、研究計画書の完成度を高めるうえで重要です。

研究背景が長すぎる場合の見直し方

KMDの研究計画書を読み直し研究背景の文章量を調整するイメージ

研究背景は重要な部分ですが、長く書きすぎると、研究目的や研究方法に十分な文章量を割けなくなる場合があります。

特に、社会問題の説明や技術の歴史を詳しく書きすぎると、研究の中心となる課題が見えにくくなることがあります。

そのため、研究背景を見直す際には、自分の研究目的に直接関係しない説明が含まれていないかを確認しましょう。

例えば、AIを利用した学習支援を研究する場合に、AI技術全体の歴史を長く説明する必要があるとは限りません。

研究背景では、研究対象の現状と課題を理解するために必要な情報を優先することが大切です。

研究背景に個人的なエピソードを入れすぎない

研究背景では、自分が研究テーマに関心を持った経験を紹介することがあります。

しかし、個人的な経験を詳しく書きすぎると、研究の必要性よりも自己紹介が中心になってしまう場合があります。

例えば、仕事で使いにくいシステムを経験したことが研究の動機であれば、その経験を簡潔に説明したうえで、同様の課題がどのように研究されているのかを確認することが重要です。

個人的な経験は研究テーマを選んだ理由として役立ちますが、研究背景全体を支える根拠としては、先行研究や調査結果などを組み合わせる必要があります。

研究背景で避けたい曖昧な表現

研究背景では、「近年、急速に発展している」「社会的に注目されている」「多くの人が困っている」といった表現が使われることがあります。

しかし、こうした表現だけでは、具体的にどのような変化や課題があるのかが伝わりにくい場合があります。

例えば、「多くの人が困っている」と書く場合には、どのような人が、どのような場面で、何に困っているのかを具体的にする必要があります。

また、「急速に発展している」と説明する場合には、何がどのように変化しているのかを確認しましょう。

抽象的な表現を具体的な事実や研究上の課題へ置き換えることで、研究背景の説得力を高めることができます。

研究背景に使う情報は新しければよい?

研究背景では、できるだけ新しい情報を利用することが望ましい場合があります。

特に、AIやVRなど技術の変化が速い分野では、数年前の情報が現在の状況と一致しない可能性があります。

そのため、研究背景に利用する統計や技術動向については、発表年や調査時期を確認することが重要です。

一方で、古い研究であっても、その分野の基礎となる重要な理論や研究成果であれば、引用する価値があります。

研究背景では、新しい情報だけを集めるのではなく、基礎的な研究と最新の研究を適切に組み合わせることが大切です。

研究背景の情報源はどこで探す?

研究背景に必要な情報を探す際には、公的機関の資料や学術論文、大学・研究機関が公開する研究成果などが参考になります。

例えば、教育に関する研究では、文部科学省などの公的資料を確認することが考えられます。

また、情報通信に関する研究では、総務省などの統計や調査資料が参考になる場合があります。

学術論文を探す際には、Google ScholarやCiNii Researchなどの検索サービスを利用する方法があります。

HCIなどの国際的な研究分野では、英語の論文を調べることも重要です。

情報源を利用する際には、発表主体、発表年、調査方法などを確認し、信頼できる情報を選ぶようにしましょう。

研究背景の文章を第三者に読んでもらう

研究背景を書き終えたら、自分以外の人に読んでもらうことも有効です。

自分にとっては当たり前の知識であっても、研究分野に詳しくない読み手には伝わりにくい場合があります。

例えば、専門用語を十分に説明せずに使っていたり、現状と問題点の関係が分かりにくかったりすることがあります。

第三者に読んでもらう際には、「どのような課題を研究しようとしているのか」「なぜその研究が必要なのか」が伝わるかを確認するとよいでしょう。

読み手が理解しにくい部分を見直すことで、より分かりやすい研究背景に仕上げることができます。

音読すると論理の飛躍に気づきやすい

研究背景の文章を見直す際には、声に出して読んでみる方法もあります。

文章を音読すると、説明が長すぎる部分や、前後のつながりが不自然な部分に気づきやすくなることがあります。

例えば、社会的な背景を説明した直後に、十分な説明がないまま研究目的へ進んでいる場合には、論理の飛躍が生じている可能性があります。

そのような場合には、現状と問題点の関係を補足したり、先行研究の説明を加えたりすることで、文章の流れを改善できます。

研究背景は、内容の正確さだけでなく、読み手が無理なく理解できる構成になっているかも重要です。

研究背景を書き終えた後の確認ポイント

研究背景が完成したら、いくつかの視点から内容を確認しましょう。

まず、研究対象となる分野の現状が具体的に説明されているかを確認します。

次に、現状の中でどのような問題があり、なぜ研究が必要なのかが示されているかを確認します。

さらに、関連する先行研究が適切に紹介されているか、自分の研究がどの部分を検討するのかが明確になっているかを確認します。

また、研究背景と研究目的が自然につながっているかも重要です。

最後に、利用している統計や研究成果の出典、発表年などを確認し、根拠のない断定が含まれていないかを見直しましょう。

まとめ

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)の研究計画を作成する際、研究背景は研究の必要性を説明するための重要な部分です。

研究背景では、社会的な背景と個人的な問題意識を整理し、研究対象となる分野の現状と課題を具体的に説明することが大切です。

また、先行研究や統計データなどを確認することで、自分の関心を客観的な研究上の課題へと発展させることができます。

KMDへの進学を考える場合には、研究テーマに応じて、技術やデザイン、社会、経営などの視点から既存の取り組みと課題を整理することも重要です。

ただし、研究背景を長く書きすぎると、研究目的や研究方法が見えにくくなる場合があります。研究目的に直接関係する情報を優先し、簡潔で分かりやすい文章を目指しましょう。

研究背景を書き終えたら、「なぜこの研究が必要なのか」「既存の研究では何が明らかになっているのか」「自分は何を新たに明らかにしたいのか」という問いに答えられるかを確認することをおすすめします。

研究背景と研究目的が論理的につながるように整理し、説得力のある研究計画へと発展させていきましょう。


※本記事は記事作成時点の情報をもとに作成しています。入試制度、出願資格、提出書類、試験内容、カリキュラム、教員の所属・専門分野・研究指導体制などは変更される場合があります。受験を検討している方は、必ず慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の公式サイトおよび最新の入学試験要項をご確認ください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。